ついに上陸!世界No.1フードロス削減アプリ「Too Good To Go」とは
「捨ててしまうには良すぎる(もったいない)」という意味を持つアプリ、「Too Good To Go(トゥー・グッド・トゥ・ゴー)」をご存知でしょうか。
ヨーロッパを中心に世界中で利用されているこの“黒船”アプリが、2026年1月28日、ついに日本でのサービスを開始しました。
飲食店やスーパーで売れ残ってしまった食品を、アプリを通じて定価の1/3〜半額程度でレスキュー(購入)できるこのサービス。すでに日本国内でも「TABETE(タベテ)」などが普及していますが、世界最大手の参入により、日本のフードロス事情がどう変わるのか注目が集まっています。
今回は、元エンジニアの視点から、このアプリの画期的なシステム「サプライズバッグ」の仕組みや、日本の先行サービスとの違いについて深掘り解説します。
何が起きたのか:2026年1月、日本展開スタート
まずは、直近の動きを整理しましょう。
- サービス開始日:2026年1月28日
- 運営元:デンマーク発の同名企業(世界18カ国以上で展開)
- 主な提携先:
- ファミリーマート:値引きシール(通称:涙目シール)商品との連携や、恵方巻などの季節商品での活用を発表。
- その他、都内のベーカリーやレストランを中心に順次拡大予定。
- ユーザーのメリット:
- 閉店間際などの余剰食品を格安で購入できる。
- スマホで事前決済し、店頭では受け取るだけ。
詳細・事実関係:なぜ「中身が分からない」のか?技術と心理の仕組み
ここからは、IT専門家としての視点も交え、Too Good To Go(以下TGTG)が世界で成功した理由と、そのユニークなシステムについて解説します。
最大の特徴「Surprise Bag(サプライズバッグ)」
TGTGのシステムで最も特徴的なのが、「中身が分からない福袋形式」で販売される点です。これを「Surprise Bag(サプライズバッグ)」と呼びます。
- 店舗側のメリット(在庫管理の簡略化):
飲食店にとって、閉店時に「パンが3個、サラダが1個残る」と正確に予測してアプリに登録するのは、オペレーションコスト(手間)がかかります。しかし、「おまかせセット」であれば、その場に残ったものを詰め込むだけで済みます。これが、多くの加盟店を集められた最大の技術的・運用的な勝因です。 - ユーザー側のメリット(ゲーミフィケーション):
「何が入っているか分からない」という要素は、一種の「ガチャ」のようなワクワク感を生み出します。安く買えるだけでなく、「今日は当たりだった!」というエンタメ性が、継続利用を促すUI/UX(ユーザー体験)として機能しています。
日本の先行アプリ「TABETE」との違い
日本にはすでに、素晴らしいフードロス削減アプリ「TABETE」が存在します。両者の違いをエンジニア視点で比較してみましょう。
| 特徴 | TABETE(日本) | Too Good To Go(世界) |
|---|---|---|
| 中身 | 基本的に中身が明記されている (例:パン詰め合わせ5個) | 分からない(サプライズ) ※アレルギー情報は考慮される場合あり |
| 価格帯 | 数百円〜(店舗による) | 定価の1/3程度という規定が多い |
| UX設計 | 「レスキュー」という共感型 | 「宝探し」というゲーム型 |
TABETEは「食べたいものを安く救う」安心感がありますが、TGTGは「圧倒的な安さとワクワク感」で勝負しています。日本のユーザーにとって、この「中身不明」がどう受け入れられるかが普及の鍵となるでしょう。
世間の反応・公式声明
日本上陸のニュースを受け、SNSでは既に期待と戸惑いの声が入り混じっています。
「ヨーロッパ旅行で使ったけど、本当にパンが山盛りで数百円だった!日本でも使えるの嬉しい!」
「中身が選べないのはアレルギー持ちには怖いかも?そこはどうなってるんだろう」
「ファミマで使えるなら便利そう。コンビニ廃棄問題の解決策になるか?」
特にアレルギー対応については懸念の声もありますが、通常は店舗詳細ページにアレルギー情報の記載や、「店舗受け取り時に確認してください」というフローが組み込まれているケースが多いです。
まとめ・今後の展望
Too Good To Goの日本上陸は、単なる「節約アプリ」の追加ではなく、フードロス問題に対するアプローチの多様化を意味します。
- 確実な食事なら「TABETE」
- 冒険と圧倒的なコスパなら「Too Good To Go」
このように使い分けが進むでしょう。特に、物価高が続く現在、定価の半額以下で食事が手に入るシステムは、学生や若手社会人にとって強力な味方になるはずです。
まずはアプリをダウンロードし、自宅や職場の近くに「宝箱(サプライズバッグ)」がないか探してみてはいかがでしょうか。ITが解決する社会課題の最前線を、ぜひ体験してみてください。

