「しまった、もしかしたら万博グッズの偽サイトで買い物をしてしまったかもしれない…」もし今、あなたがそう思っているなら、この記事は緊急対応ガイドとして必ずお役に立ちます。
偽サイトに個人情報やクレジットカード情報を入力してしまった場合、不安で冷静な判断が難しくなりますよね。しかし、迅速かつ正しい手順で行動すれば、被害を最小限に食い止めることが可能です。
この記事では、被害に気づいた瞬間に何をすべきか、そして返金の可能性を高めるための具体的な方法を、ITライターの視点から分かりやすく解説していきます。まずは落ち着いて、一つずつ確認していきましょう。
なお、偽サイトの見分け方はこちらの記事で書いていますのでそちらをご覧ください。
【緊急】万博偽サイトで購入してしまったあなたへ!今すぐやるべき3つの手続き

偽サイト被害で最も重要なのは、初動のスピードです。時間が経つほど、不正利用などの二次被害が拡大するリスクが高まります。では、具体的に何をどの順番で行うべきなのでしょうか。
結論から言うと、優先順位は以下の通りです。
- クレジットカード会社への連絡と利用停止(最優先)
- 証拠の保全(スクリーンショットなど)
- 警察や消費生活センターへの相談
「詐欺に遭ったなんて恥ずかしくて誰にも言えない…」と感じる必要は一切ありません。犯人はプロであり、その手口は非常に巧妙です。重要なのは、ためらわずにすぐ行動を起こすことです。特にカード会社への連絡は、不正利用を即座に止める最も効果的な手段となります。
本物そっくりで344件も確認された万博偽サイトの巧妙な手口とは?
「なぜ自分は騙されてしまったのだろう?」と自分を責めてしまうかもしれませんが、それは当然のことなんです。現在の偽サイトは、本物と見分けるのが非常に困難なレベルで作られています。
万博偽サイトの最新被害状況と増加傾向
まず知っておくべきなのは、これがあなた一人だけの問題ではない、ということです。
どういうことかというと、セキュリティ大手トレンドマイクロ社の調査では、2025年9月18日までのわずか2週間で、万博関連の偽サイトが344件も確認されたと報告されています。これは、極めて多くの人が偽サイトの脅威に晒されていることを意味します。
特に万博の会期末が近づくにつれて、「駆け込み需要」を狙った詐欺が急増する傾向にあります。大阪府警や消費生活センターにも、すでに数十件単位の相談が寄せられているのが実情です。
トレンドマイクロが確認した偽サイトの実態
具体的に、偽サイトはどのような手口を使っているのでしょうか。
その多くは、公式ロゴや「EXPO2025」といった文字を巧みに使い、一見しただけでは公式と信じてしまうほど精巧に作られています。さらに、「osaka」や「expo2025」といった関連キーワードを含むドメインを大量に取得し、検索結果の上位に表示させようとします。
このようなサイトの目的は、単に商品代金をだまし取るだけでなく、入力された氏名、住所、電話番号、そしてクレジットカード情報といった個人情報を盗み取ることにもあります。商品が届かないという直接的な被害に加え、情報漏洩という二重の被害構造になっているのが特徴です。
「セール価格」で誘導する典型的な詐欺パターン
多くの人が偽サイトに誘導されてしまう最大の要因は、その価格設定にあります。
例えば、本来は入手困難な会場限定の「黒ミャクミャク」や「桜色ミャクミャク」といった人気商品を「在庫あり」と表示し、さらに定価から40~50%も割引した「限定セール価格」で販売します。これは、「今買わないと損をする」という人間の心理を巧みに突いた手口です。
しかし、冷静に考えれば、公式の限定グッズがこれほど大幅に値引きされることは通常ありえません。「お得すぎる」と感じた時こそ、一度立ち止まってサイトの信頼性を疑うことが重要です。
【見分け方完全ガイド】本物と偽サイトを瞬時に判別する5つのチェックポイント
今後、同じ被害に遭わないために、偽サイトの具体的な見分け方を身につけておきましょう。ここで紹介するポイントを押さえるだけで、大半の偽サイトは見抜くことができます。
このテーマについては、以前の記事で詳しく解説していますので、まずはこちらからご覧になることをお勧めします。この記事では、特に重要なポイントを抜粋して解説します。
URL(ドメイン)の確認方法
最も確実な判別方法は、サイトのURL(ドメイン)を確認することです。
本物の公式サイトのドメインは、以下の2つだけです。
- 大阪・関西万博 公式サイト:expo2025.or.jp
- 公式グッズ販売サイト:expo2025shop.jp
偽サイトは、「osaka-expo-2025.com」のように、公式ドメインに似せた文字列を使用しています。「.com」で終わっていたり、「official」などの余計な単語が入っていたりした場合は、偽サイトであると判断して間違いありません。
価格設定の妥当性チェック
前述の通り、価格は非常に分かりやすい判断基準です。
公式サイトの価格と比較して、不自然に安価な場合は詐欺を疑いましょう。特に、サイト内のほとんどの商品がセール価格になっているような場合は、極めて危険な兆候です。
万博グッズの価格帯はある程度決まっています。その相場から大きく外れる「安すぎる」商品は、購入者を誘い込むための罠である可能性が高いと考えるべきです。
会社情報・連絡先の確認方法
日本の法律では、通販サイトは「特定商取引法に基づく表記」として、運営会社名、住所、電話番号などを明記することが義務付けられています。
この表記があるか、そしてその内容が信頼できるかを確認しましょう。偽サイトの多くは、このページがなかったり、あっても住所が架空であったり、電話番号が記載されていなかったりします。
少しでも怪しいと感じたら、記載されている会社名を検索してみる、住所をGoogleマップで調べてみる、といった一手間をかけることで、そのサイトの信頼性を判断できます。
偽サイトで被害に遭った時の返金可能性と具体的手順
ここからは、多くの人が最も知りたいであろう万博グッズの偽サイトで購入してしまった場合の返金の可能性と、そのための具体的な手順について解説します。泣き寝入りする必要はありません。
なお、もし被害に遭ってしまった場合にどう行動すればよいか
クレジットカード会社の補償制度活用法
もしクレジットカードで決済してしまった場合、返金される可能性は十分にあります。なぜなら、多くのカード会社には「不正利用に対する補償制度」があるからです。
これは、カード会員に重大な過失がない限り、不正利用による損害をカード会社が補償してくれるというものです。例えば三井住友カードでは、届け出のあった日から60日前にさかのぼり、それ以降の損害を補償するとしています。
この制度を活用するためにも、被害に気づいたらすぐにカード会社へ連絡することが何よりも重要になります。
補償が適用される条件と期限
ただし、この補償制度が適用されるにはいくつかの条件があります。何に気をつけるべきなのでしょうか。
最も重要なのは「期限」です。多くのカード会社が、不正利用発覚から60日以内の報告を補償の必須条件としています。この期間を過ぎてしまうと、補償を受けられなくなる可能性が高まります。
また、カードの暗証番号を推測されやすいものにしていたり、カード裏面に署名がなかったりすると、会員側の「過失」と判断され、補償が受けられないケースもあります。カード会社からの調査に誠実に協力することも、補償を受けるための前提条件となります。
返金交渉を有利に進める証拠収集のコツ
カード会社に補償を申請する際、被害状況を客観的に証明する「証拠」が非常に重要になります。では、どのようなものを集めておけば良いのでしょうか。
具体的には、以下の情報を整理・保存しておくことをお勧めします。
- 偽サイトの情報:サイトのURL、会社概要や商品ページのスクリーンショット
- 決済の記録:決済完了メール、クレジットカードの利用明細
- 相手とのやり取り:もし問い合わせなどをした場合、そのメールやチャットの履歴
これらの証拠を時系列に沿って整理し、「いつ、どのサイトで、何を、いくらで購入し、どうなったのか」を明確に説明できるように準備しておくことで、カード会社とのやり取りがスムーズに進み、返金交渉を有利に進めることができます。
【最優先】クレジットカード情報を入力してしまった場合の緊急対応
商品が届かない金銭的被害もさることながら、より深刻なのはクレジットカード情報が盗まれてしまうことです。ここでは、情報を入力してしまった場合に真っ先に行うべき緊急対応を解説します。
カード利用停止の手続き方法
やるべきことは一つです。今すぐ、クレジットカードの裏面に記載されている緊急連絡先に電話してください。
ほとんどのカード会社は、24時間365日対応の盗難・紛失窓口を設けています。そこに電話し、「偽サイトでカード情報を入力してしまった」と伝えれば、すぐにカードの利用を停止(無効化)し、新しいカードの再発行手続きを行ってくれます。
この連絡一本で、第三者による不正利用を即座に防ぐことができます。公共料金などの継続的な支払いを設定している場合は、後で新しいカード情報に変更する必要はありますが、まずは被害の拡大を防ぐことが最優先です。
警察への被害届提出の流れ
カード会社への連絡と並行して、警察への相談も進めましょう。被害届を提出することは、正式な犯罪被害の証明となり、カード会社の補償申請にも役立ちます。
まずは最寄りの警察署に行くか、警察の相談専用電話「#9110」に電話して、状況を説明しましょう。被害届を提出する際には、身分証明書や、集めておいた証拠(サイトのスクリーンショットなど)を持参すると手続きがスムーズです。
手続きが完了すると「受理番号」が発行されます。この番号はカード会社に伝える必要があるので、必ず控えておきましょう。
不正利用監視の具体的方法
カードを停止した後も、しばらくは注意が必要です。盗まれた情報が他の場所で悪用される二次被害を防ぐためです。
具体的には、以下の習慣を身につけることをお勧めします。
- 利用明細のこまめな確認:カード会社のウェブサイトやアプリで、少なくとも週に一度は利用明細に目を通し、身に覚えのない請求がないか確認します。
- アラート設定の活用:カードが利用されるたびにメールやプッシュ通知が届くように設定しておけば、不正利用を早期に発見できます。
- パスワードの変更:もし偽サイトで他のサービスと同じパスワードを使い回していた場合、それら全てのパスワードをすぐに変更してください。
泣き寝入りしないための相談窓口と専門家活用法
詐欺被害は、一人で解決しようとすると精神的な負担が大きくなります。幸い、私たちには公的な相談窓口や専門家のサポートという選択肢があります。
消費者ホットライン188の効果的な使い方
どこに相談すればいいか分からない、という場合にまず頼りになるのが「消費者ホットライン188(いやや!)」です。
これは、全国どこからでも、最寄りの消費生活センターや相談窓口につながる電話番号です。専門の相談員が、状況に応じた具体的なアドバイスや、場合によっては事業者との交渉(あっせん)も行ってくれます。
電話をかける前に、被害の経緯を時系列でメモにまとめておき、集めた証拠を手元に準備しておくと、相談がよりスムーズかつ効果的に進みます。
警察のサイバー犯罪相談窓口の活用
インターネット上での詐欺被害は、各都道府県の警察本部にある「サイバー犯罪相談窓口」の専門分野です。
ここでは、被害の届出だけでなく、今後の対策や法的な手続きに関する相談も受け付けています。ただし、警察の主目的はあくまで犯罪捜査であり、個人の金銭的な返金交渉を直接行ってくれるわけではない、という点は理解しておく必要があります。
緊急性のない一般的な相談であれば、警察の相談専用電話「#9110」を利用するのも良いでしょう。
弁護士相談が有効なケース
被害額が数十万円以上と高額な場合や、カード会社に補償を拒否されてしまったなど、状況が複雑な場合は、弁護士への相談が有効な選択肢となります。
もちろん費用はかかりますが、法律の専門家が代理人となることで、法的根拠に基づいた強力な交渉が期待できます。個人での交渉に行き詰まりを感じた際には、一度相談してみる価値は十分にあるでしょう。
よくある質問と回答
Q. 万博グッズ偽サイトで買ってしまったら、返金は可能ですか?
A. はい、クレジットカード決済であれば、カード会社の補償制度を利用して返金される可能性は十分にあります。重要なのは、被害発覚後すぐに(多くの場合は60日以内に)カード会社に連絡することです。
Q. クレジットカードを停止すると、公共料金の引き落としはどうなりますか?
A. カードを停止すると、そのカード番号での引き落としは全て止まります。新しいカードが届き次第、ご自身で各契約先に連絡し、カード情報を変更する手続きが必要です。
Q. 銀行振込で支払ってしまった場合は、返金は難しいですか?
A. 銀行振込の場合、クレジットカードの補償制度のような仕組みがないため、返金はより困難になります。しかし、警察や弁護士に相談し、犯人の口座を凍結するなどの措置が取れれば、返金の可能性はゼロではありません。まずは専門家へ相談しましょう。
まとめ:被害を最小限に抑え、今後に活かすために
今回は、緊急時の対応として、万博グッズの偽サイトで被害に遭った際の返金手続きと、最優先で行うべきクレカ停止について解説しました。最後に、重要なポイントを再確認しましょう。
- 被害に気づいたら、最優先でカード会社に連絡し利用を停止する。これが被害拡大を防ぐ最も確実な方法です。
- カード会社の補償制度を活用すれば、返金の可能性は十分にある。ただし「60日以内」など期限があるため、行動は迅速に。
- サイトのURLや会社情報ページのスクリーンショットなど、客観的な「証拠」を必ず保存しておく。
- 一人で悩まず「消費者ホットライン188」や警察に相談する。
詐欺被害は誰にでも起こりうることです。この経験を教訓とし、正しい知識を身につけることが、今後のネット社会を安全に楽しむための最大の防御策になります。
参考文献
- サイト名: フジテレビ:記事名: 「ミャクミャク」グッズ販売を装う偽サイトに要注意 会場限定商品を”セール価格”で?個人情報を抜き取られる可能性も (出典)
- サイト名: Yahoo!ニュース:記事名: 万博グッズ販売装う「偽サイト」が乱立…会場限定「ミャクミャク」を”セール価格”で販売?個人情報盗み取るフィッシングサイトの恐れ (出典)
- サイト名: 伊予銀行:記事名: クレジットカードが不正利用された?!確認方法と気づいたときの対処法 (出典)
- サイト名: ライブドアニュース:記事名: 「ミャクミャク」グッズ販売を装う偽サイトに要注意 会場限定商品を”セール価格”で?個人情報を抜き取られる可能性も (出典)
- サイト名: NHK:記事名: 万博偽サイト確認 注意を チケット販売サイト装い個人情報詐取 (出典)
- サイト名: トレンドマイクロ:記事名: 偽ショッピングサイト:大阪・関西万博グッズの検索結果からの誘導に注意 (出典)
- サイト名: 債権回収弁護士ナビ:記事名: ネット上で詐欺被害に遭ったらどこへ相談すればいい?助けになる窓口を紹介 (出典)
- サイト名: あいしょうせつブログ:記事名: 万博偽サイトはどう見分ける?344件確認の手口と対策法 (出典)
- サイト名: JCB:記事名: クレジットカードが不正利用される原因と手口。被害を防ぐ対策 (出典)
- サイト名: 楽天カード:記事名: クレジットカード不正利用の手口とその対策!不正利用された時の対処法も解説 (出典)
- サイト名: 三井住友カード:記事名: カードの不正利用に対する保障制度について (出典)
- サイト名: 国民生活センター:記事名: 消費生活相談は「188」へ! (出典)


