「シャンシャンに会いたい!」
日本生まれのパンダたちが中国へ返還されて数年。今、その姿を一目見ようと、中国・四川省を訪れる日本人観光客が急増しています。
SNSでは「意外と簡単に行けた」「パンダの数が桁違い」といった感動の声が上がる一方、「中国語が話せないと無理?」「ビザや支払いはどうすればいい?」といった不安の声も少なくありません。
今回は、2026年現在の最新情報を元に、シャンシャンがいる「雅安」などの主要施設への行き方や、日本人にとって追い風となっている「ビザ免除」の現状について、分かりやすく解説します。
なぜ今、中国パンダ観光が増えているのか
ここ数年で中国のパンダ基地を訪れる日本人が増えている背景には、大きく2つの理由があります。
- シャンシャンの一般公開:上野動物園で絶大な人気を誇ったシャンシャンが、四川省の雅安(ヤーアン)基地で一般公開されており、元気な姿を見られるようになったこと。
- 短期滞在ビザの免除再開・延長:これが最大の要因です。2025年11月、中国政府は日本人に対する短期滞在(30日以内)のビザ免除措置を再開し、2026年12月31日まで延長すると発表しました。これにより、面倒なビザ申請なしで気軽に渡航できる環境が整っています。
日本人が行くべき「2大パンダ基地」はここ!
中国には複数のパンダ保護施設がありますが、観光客がまず押さえておくべきなのは以下の2箇所です。
1. シャンシャンがいる「雅安碧峰峡(ヤーアン・ヘキホウキョウ)パンダ基地」
「中国ジャイアントパンダ保護研究センター雅安碧峰峡基地」は、四川省雅安市の山奥にある広大な施設です。
- 特徴:自然豊かな環境で、シャンシャン(香香)をはじめとする多くのパンダが暮らしています。成都の基地に比べて観光客が少なく、比較的ゆっくり観覧できるのが魅力です。
- アクセス:成都から車で約2時間~2時間半。
- 最も一般的なのは、成都から高速バスまたはチャーター車を利用する方法です。
- 個人で行くのが不安な場合は、日本語ガイド付きの現地ツアーを利用するのが確実です。
2. 圧倒的規模!「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」
成都市内から近く、最も多くの観光客が訪れる「パンダのテーマパーク」的な施設です。
- 特徴:とにかくパンダの数が多いです。赤ちゃんパンダの保育器や、愛らしい子供パンダたちがじゃれ合う姿を間近で見られます。ディズニーランド並みに混雑するため、朝一番(開園直後)に行くのが鉄則です。
- アクセス:成都市中心部からタクシーや地下鉄+バスで約30~40分と非常に便利。
- 注意点:入場チケットは「完全予約制(実名登録)」です。WeChat(微信)の公式ミニプログラムや、Trip.comなどの代行サイトで事前に購入しておく必要があります。
観光するにはどうすればいい?必須の準備と費用
「思い立ったらすぐ行ける」のが今の中国ですが、日本とは異なる事情も多々あります。渡航前に必ず準備すべきポイントをまとめました。
スマホ決済(Alipay / WeChat Pay)は「生命線」
現在の中国では、屋台からタクシーまでキャッシュレス決済が徹底されており、現金が使えない(お釣りがない)ケースが多々あります。
必ず日本で以下の準備をしておきましょう。
- Alipay(アリペイ):日本のクレジットカード(VISA/Master等)を紐付けておけば、そのまま現地でQRコード決済が可能です。これが無いと水一本買えない可能性があります。
- 地図アプリ:Googleマップは使えません。「高徳地図(Amap)」または「Baidu Maps」をインストールしておきましょう。
- 通信環境:中国ではLINEやGoogle、Instagramが遮断されています。これらを使うためには、ローミング対応のSIMカード(ahamoなど)や、VPN機能付きのWi-Fiレンタルが必要です。
費用はどれくらい掛かる?
3泊4日程度で成都・雅安を回る場合の目安です(円安の影響で変動します)。
- 航空券:往復5万~10万円(四川航空などの直行便やLCCセールを利用すれば3万円台も可能)
- 宿泊費:1泊 5,000円~15,000円(綺麗なビジネスホテルクラスなら比較的安価です)
- 現地移動・食費:1万~3万円(タクシーや食費は日本より安めです)
- 基地入場料:1,000円~1,500円程度
ツアーを使わず個人手配なら、総額10万円~15万円程度で充実した旅行が可能です。
治安は大丈夫?
中国、特に成都などの都市部は監視カメラ網が発達しており、凶悪犯罪に巻き込まれるリスクは低く、治安は比較的良好です。夜に出歩いても過度な心配はいりません。
ただし、観光地でのスリや置き引きへの注意は必要です。また、政治的な話題を避ける、大声で騒がないなど、現地のマナーを守って行動しましょう。
まとめ:ビザ免除の今がチャンス
2026年は、ビザなしでシャンシャンに会いに行ける絶好のチャンスイヤーです。
「言葉の壁」や「アプリの準備」というハードルはありますが、翻訳アプリやAlipayを駆使すれば、個人旅行でも十分に楽しめます。
まずは航空券の価格をチェックして、四川省への旅を計画してみてはいかがでしょうか。


