【意外な効果】クレベリンは押入れのカビ対策に便利?本当なのか徹底調査!

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
ライフスタイル
スポンサーリンク

大幸薬品から販売されているクレベリンは、効果なし・嘘とというキーワードも見られ、実際に消費者庁から景品表示法違反で措置命令を受けています。

一方で押し入れのカビに効果があったという口コミも見られます。今回は押し入れにクレベリンの置き型を設置し、カビ臭が消えるかどうか検証してみました。

記事では大幸薬品のクレベリンについての解説、実際に検証した結果、その理由の分析を行っています。

クレベリンとは?効果なしとも言われるが……?

まず除菌製品として近頃よく話題になる、クレベリンという商品について解説します。どこの商品で、消費者庁から景品表示法違反とされた事実まで紹介。まずはこちらを読んで、知識を深めましょう。

クレベリンは大幸薬品による除菌製品!

クレベリンは、大幸薬品によって開発された除菌製品。この製品の主要成分は二酸化塩素で、公式によると空気中の細菌やウイルスを除去する効果があるとされています。

このクレベリンは置き型、スプレー、スティックといった、様々な形態が存在します。置き型は、設置しておくだけで空間を除菌することができ、特に閉じた空間での使用に適しています。スプレーは、直接吹きかけることで、より積極的に除菌したい場所に使用できます。

スティックタイプは専用のペン型ケースに入れて使用ができ、持ち運べるのが特徴。このように、様々な用途に向けたクレベリンが販売されています。

消費者庁から景品表示法違反を複数回受ける

実は消費者庁などの公的機関からは、クレベリンの効果に関して、科学的な証拠が不十分であるとの指摘がありました。そして、複数回において、優良誤認にあたる表示があるとして措置命令が下されています。

2023年には、景品表示法違反であるとして、販売元の大幸薬品に6億744万円もの課徴金納付が命じられています。

この影響により売り上げが急激に減少し、大幸薬品の株式を持っている興和株式会社から約96億円を求め株主代表訴訟を起こされています。これは、クレベリンによる一連の問題により、会社に損害を与えたため。

これらの騒動に対して大幸薬品は課徴金納付を行い、措置命令への対応をホームページで詳しく報告しています。

押し入れのカビに有効だという噂がある

クレベリンは効果・安全性も確認されていないため、どこの公的機関も推奨はしていません。

しかし、一般の方々の間でクレベリンには押し入れのカビ対策としての効果があるという噂が見られます。この噂の背景には、押し入れなどの密閉された空間での使用が効果的であるという消費者の体験談が多数寄せられていることがあります。

二酸化塩素は、密閉された空間での菌やカビの繁殖を防ぐ効果があるとされ、実際に押し入れの脱臭剤として使用されています。

実際に国民生活センターが使用中に二酸化塩素が放出されているのか調べたところ、クレベリンは二酸化塩素ガスが安定して放出されていることが認められました。

科学的に詳しく検証されたわけではないので実際のところは不明ですが、クレベリンも確かに押し入れのカビや脱臭剤として有効な可能性がありますね。

クレベリンは押し入れのカビ臭に効果あるか検証!

実は両親がクレベリンの置き型を購入していたため、これを利用して本当に押し入れのカビに有効なのか試してみました。

自宅が古いため、押し入れは古臭いようなカビ臭があります。これをクレベリンを置くだけで改善できるでしょうか。

検証してみたところ、3日目あたりで確かにカビ臭があまりしなくなりました。二酸化塩素ガスが放出されている点は確認されていますので、このガスにより殺菌されたようです。

なお、あくまで個人的な体験に基づくものであり、全ての環境や条件で同様の結果が得られるとは限りませんのでご注意ください。

検証を分析してなぜ効果があったのか解説

クレベリンは、確かに二酸化塩素ガスが放出されていることが確認されています。押し入れというある程度は密封されている空間で、この二酸化塩素ガスが充満し殺菌効果があったと推測されます。

二酸化塩素は熱や光で分解されてしまうのですが、押し入れは基本的に暗いためこの点でも環境がよかったようです。安全性については分かりませんが、押し入れに人が入ることはまずなく、閉め切っているのでペットが入り込むこともありません。

このことから、例えばタンスの中といった似たような環境の場所やジップ付の袋といった密封されたものの中なら効果を発揮しそうですね。

結論:クレベリンは使い方を間違えてるのでは?

本検証を通じて、クレベリンが押し入れでのカビ対策に一定の効果を示すことがわかりました。効果が全くないわけではないことが確認できますが、この効果は押し入れという限られた空間だったために得られた可能性が高いです。

通常の部屋では空間が広すぎるため、二酸化塩素の効果が薄れることが考えられます。また、光や熱など、二酸化塩素を分解する要素も室内には多く存在します。

これを踏まえると、クレベリンは特に押し入れやタンスなどの限定された空間に特化した製品として販売することが、より効果的かもしれません。

一般的な部屋での使用では、その効果を最大限に発揮できない可能性があることを理解し、適切な使い方をすることが重要です。

タイトルとURLをコピーしました