吉本興業の芸人によるオンラインカジノ問題が波紋を広げています。すでにダイタク・吉本大さん、9番街レトロ・なかむら★しゅんさん、とろサーモン・久保田かずのぶさん、令和ロマン・高比良くるまさんなどが警視庁の事情聴取を受けたことが判明し、今後の処分が注目されています。
さらに、事情聴取を受けた芸人は10人弱にのぼるとされ、他の芸人も関与していた可能性が指摘されています。では、実際に誰が関与していたのか?どのように発覚したのか? そして、オンラインカジノは本当に違法なのか?
本記事では、オンラインカジノ問題の詳細や法律上のリスク、今後の芸能界への影響についてわかりやすく解説します。
吉本芸人のオンラインカジノ問題|事情聴取されたのは誰?
吉本興業の芸人によるオンラインカジノへの関与が発覚し、警視庁が約10人のタレントを事情聴取したことが報じられました。違法賭博の疑いが持たれた芸人たちは、すでに活動自粛や番組出演の見合わせといった処分を受けており、芸能界全体にも大きな波紋を広げています。
これまでに名前が挙がった芸人には、M-1グランプリで活躍した人気コンビのメンバーも含まれていることがわかっています。本記事では、事情聴取を受けた芸人の一覧や、オンラインカジノ問題の全体像を整理しながら、今後の展開を考察していきます。
これまでに事情聴取を受けた芸人一覧
報道によると、警視庁は吉本興業の所属タレント10人弱を任意で事情聴取しており、その中には以下の芸人が含まれています。
▶ これまでに名前が挙がった芸人
✅ ダイタク・吉本大(2024年M-1グランプリ決勝進出)
✅ 9番街レトロ・なかむら★しゅん(テレビ出演増加中の若手)
✅ 令和ロマン・高比良くるま(M-1優勝芸人)
✅ とろサーモン・久保田かずのぶ(M-1優勝芸人)
これらの芸人はオンラインカジノを利用した疑いで事情聴取を受けており、一部は関与を認めているとされています。
また、まだ名前が公表されていない芸人も複数いるとみられており、今後さらに関与が発覚する可能性があるため、警視庁の捜査の進展に注目が集まっています。
他に関与した可能性がある芸人は?現在の情報から推測!
現在、公表されているのは4人の芸人ですが、報道によると事情聴取を受けたのは10人弱とされています。つまり、まだ5~6人の芸人が関与している可能性があるということになります。
では、他にどのような芸人が関与していた可能性があるのでしょうか?
▶ M-1グランプリ関係者や芸人仲間
今回名前が挙がった4人は、全員M-1グランプリに出場経験があり、お笑い界でのつながりが強い芸人です。そのため、M-1に関連する他の芸人や、彼らと親交の深い芸人が関与している可能性も考えられます。
▶ 若手芸人が中心か?
これまでの報道では、若手芸人の間でオンラインカジノが広まっていたとされています。すでに活動自粛となったダイタクや9番街レトロのなかむら★しゅんも、まだキャリアが浅い芸人です。そのため、若手芸人を中心にさらに数名が関与していた可能性が高いでしょう。
▶ 影響力のある芸人は慎重か?
一方で、すでにメディアでの露出が多いベテラン芸人や、事務所内で影響力のある芸人は、オンラインカジノのリスクを理解している可能性が高く、関与の可能性は低いとも考えられます。
現時点では、警察の捜査が進むにつれて新たな名前が浮上する可能性もあり、今後の続報に注目が集まります。
どのように関与が発覚したのか?バレた理由とは
芸能人の違法賭博問題は、内部リークや週刊誌のスクープによって発覚することが多いですが、今回のオンラインカジノ問題も第三者からの情報提供によって警察が動いたと報じられています。では、どのようにして関与がバレたのでしょうか?
▶ バレた理由①:内部告発による情報提供
報道によると、今回の問題は「第三者からの情報提供」によって発覚したとされています。つまり、芸人同士のやりとりや関係者の証言がきっかけとなった可能性が高いと考えられます。
オンラインカジノの利用は、SNSのやり取りや、芸人間の会話の中で話題になっていた可能性があるため、そうしたやりとりが関係者の耳に入り、結果として警察に情報が提供されたとみられています。
▶ バレた理由②:資金の流れやオンラインの記録
オンラインカジノは、仮想通貨や電子決済を利用して入金・出金を行うケースが多いため、警察が資金の流れを追うことで利用者を特定することが可能です。
過去の違法賭博事件でも、銀行口座の不審な入出金履歴や、特定のウェブサイトへのアクセス記録が証拠となり、関与が発覚したケースがあります。今回の件でも、警視庁がデジタル上の記録を解析し、関与した芸人を特定した可能性が考えられます。
▶ バレた理由③:過去の違法賭博事件の影響
芸能界では、過去にも違法賭博に関与したタレントが問題視され、警察が捜査を強化してきた経緯があります。最近では、反社会的勢力との関与が疑われるケースもあり、警察がオンラインカジノの監視を強めているといわれています。
こうした背景を踏まえると、オンラインカジノの利用が広がっているという情報が警察の耳に入り、今回の一斉事情聴取につながった可能性が高いでしょう。
なぜオンラインカジノは違法なのか?知らないと危険なポイント
オンラインカジノは「海外の合法サービスだから問題ない」と考えている人もいますが、実際には日本国内からアクセスして利用すること自体が違法です。過去にも芸能人やスポーツ選手が違法賭博に関与して処分を受けたケースがあり、今回の吉本芸人の問題もその流れを踏襲する可能性があります。
ここでは、オンラインカジノの違法性の根拠や、過去の芸能人による違法賭博問題と比較しながら、どのようなリスクがあるのか解説します。
オンラインカジノの法律的な問題|「グレー」ではなく違法
オンラインカジノに関して、「グレーゾーンだと思っていた」という意見を耳にすることがありますが、結論から言うと、日本国内からの利用は完全に違法です。
▶ 賭博罪の適用|オンラインカジノは日本の法律では違法
日本では、刑法185条に基づく「単純賭博罪」が適用されます。
📌 刑法185条(単純賭博罪)
- 賭博を行った者には50万円以下の罰金または科料
📌 刑法186条(常習賭博罪)
- 常習的に賭博を行った場合、3年以下の懲役
オンラインカジノの運営自体が海外にあるとしても、「日本国内からアクセスし、実際に賭けを行った時点で違法」となります。
▶ 「知らなかった」「グレーだと思っていた」は通用しない
法律では、「法律を知らなかったから無罪になる」ということはありません。刑法第38条3項には、
「法律を知らなかったとしても、罪を犯す意思がなかったとはみなされない」
と明記されています。つまり、「オンラインカジノが違法だと知らなかった」と主張しても、罪には問われるということです。
また、過去の事例でも、オンラインカジノを利用しただけで逮捕されたケースが存在します。
▶ 海外の合法カジノでも、日本では違法になる理由
一部のオンラインカジノは、海外では合法的に運営されています。しかし、日本国内では違法とされており、その理由は次の通りです。
✅ オンラインカジノが日本で違法とされる理由
- カジノが合法の国でも、日本の法律では賭博行為が禁止されている
- 海外のオンラインカジノにアクセスして賭博をした時点で「賭博罪」が成立
- 過去にオンラインカジノ利用者が逮捕された事例がある
つまり、「海外の合法サイトだからOK」ではなく、「日本の法律でNGなら違法」という考え方が適用されます。
まとめ|なぜオンラインカジノは危険なのか?
✅ オンラインカジノは「グレー」ではなく、法律上は完全に違法
✅ 「知らなかった」は言い訳にならず、法的責任を問われる可能性がある
✅ 過去の違法賭博事件では、芸能人が活動自粛・契約解除となったケースが多数
✅ 今回の事件でも、活動自粛や謹慎処分が出る可能性が高い
今回の件がどのように進展するのか、今後の警察の捜査や吉本興業の対応が注目されます。
📌 著者:桜井 彩花(トレンドライター)
📌 経歴:芸能ニュース・SNSトレンドを専門に執筆。話題のニュースをわかりやすく解説。