すき家で異物混入が起きる理由って?元バイトの声がリアルすぎた件

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「また異物混入?」と感じた方も多いのではないでしょうか。2025年に入ってから、すき家では虫やネズミといった衝撃的な混入事件が相次ぎ、ついには全店一時閉店という前代未聞の対応に踏み切りました。
でも、なぜこんな事態が何度も起きてしまうのか──。その裏側には、現場を支えるアルバイトたちの“知られざる実態”がありました。
この記事では、元バイトのリアルな声をもとに、異物混入の背景にある問題をわかりやすく解説します。

すき家の異物混入、なぜこんなに続いてるの?

異物混入は1度でも大きなニュースになりますが、すき家では2025年に入ってから複数回発生しています。しかも、その内容がかなり深刻です。

2025年3月にも虫が混入…また騒ぎに

2025年3月、東京都のすき家・昭島駅南店で、提供された商品に虫が混入していたという報告がありました。

お客様の指摘を受けて営業を即停止し、駆除業者を手配する事態に。これを受けて、全国のほぼ全店舗を一時閉店するという異例の対応がとられました。

過去には「ネズミ入り味噌汁」もあった…

さらにさかのぼると、2025年1月には鳥取県の店舗で、なんと“ネズミ入りの味噌汁”が提供される事件が発生。

こちらもすぐに閉店措置と原因調査が行われましたが、ネット上では「本当にそんなことあるの!?」と驚きの声があふれました。
立て続けに起きたこれらの異物混入事件に、消費者の不信感はかなり高まっています。

異物混入の原因は何?バイト経験者の証言が話題に

「こんなに混入が多いってことは、どこかに根本的な原因があるのでは?」──そんな声にこたえるように、SNS上では元バイトたちの“内部の声”が拡散されています。

人手不足で清掃まで手が回らない現実

とにかく人手が足りない。
これはすき家で働いたことがある人たちの共通した声です。
ピーク時のオーダー対応や洗い物で手いっぱいになり、テーブルの拭き掃除やキッチンの床掃除が後回しになることも多々。

結果として、害虫が好む環境ができあがってしまうという悪循環が生まれています。

社員不在でバイト任せ…教育体制の限界

夜勤は基本的にバイト1人だけの「ワンオペ体制」が続いていた時期もありました。
ある元スタッフは、「新人の教育も店長がいないから全部バイト任せ」と話します。

マニュアルはあるけれど、忙しすぎて誰も教える時間がない──そんな現場の実情が、結果的に“衛生の甘さ”につながっている可能性があります。

そもそも設備が古くて衛生管理が難しい?

建物や厨房設備が古くなると、どうしてもネズミや虫の侵入を防ぐのが難しくなります。
特に換気口やごみ庫など、見えにくい場所が劣化していた場合、内部に住み着かれるリスクも。

すき家を運営するゼンショーHDも定期点検を行ってはいますが、それだけでは追いつかないのが現状かもしれません。

バイト環境はブラック?SNSや口コミで見えてきた実態

異物混入の背後にある「バイト環境の過酷さ」も、ネットでは大きな話題に。実際に働いた人たちの声からは、想像以上の“しんどさ”が浮かび上がってきます。

「ピークタイムを1人で回す」過酷なシフト体制

特に深夜帯は、ワンオペ(1人勤務)での営業が当たり前だった時期がありました。
「ご飯炊き、接客、皿洗い、調理、全部1人。無理ゲーすぎる」と嘆く声も。

忙しすぎて手洗いや掃除の時間が確保できない──それが異物混入につながったとしても、無理はありません。

チェックもマニュアルも機能していない?

「マニュアルはあるけど、忙しすぎて見てる余裕なんてない」
「上が見に来るのは売上のときだけ」
こうしたコメントが、すき家の現場にある“管理のほころび”を象徴しています。

形だけの指導やチェックでは、衛生を守りきれないのが実情です。

「異物混入は時間の問題」と感じた元バイトの声

ある元従業員は、「厨房にゴキが出るのは日常。誰かが指摘しなければ、見逃されてたと思う」と語っています。
つまり、現場のスタッフ自身が「いつか起こる」と感じていた──その予感が的中した、というわけです。

他の飲食チェーンでも起きてる?すき家との違いとは

「異物混入なんて、すき家だけじゃないでしょ?」という声もあるかもしれません。確かに、他の飲食チェーンでも異物混入の事例は報告されています。では、なぜすき家だけがこれほど炎上してしまうのでしょうか?

24時間営業の落とし穴

すき家の最大の特徴のひとつが、24時間営業です。
利便性の高さは間違いなく魅力ですが、その裏では「掃除や点検に使える時間が圧倒的に少ない」というデメリットがあります。

たとえば、深夜に営業していない店舗なら、営業終了後に厨房の全体清掃や設備チェックができるはず。でも、24時間営業ではその“メンテナンスタイム”が取りにくく、どうしても衛生面でのリスクが高まってしまいます。

吉野家や松屋ではどう対応してるの?

すき家と並ぶ有名チェーン「吉野家」や「松屋」も、過去に異物混入の事例はありました。
ただ、両社ともに定期的な衛生チェック、トレーニングの徹底、そして問題発生時の迅速な広報対応が特徴的です。

特に松屋は一部店舗で“営業時間短縮”に踏み切っており、その分だけ清掃・メンテナンスに時間を使える仕組みを取っています。

つまり、すき家との違いは「リスクを予測して、あらかじめ備えていたかどうか」にあるのかもしれません。

すき家は信頼を取り戻せる?今後の対応に注目が集まる

異物混入という重大な問題に直面したすき家。全国ほぼ全店舗の一時閉店という思い切った決断は、多くの人の注目を集めました。

ゼンショーグループは、今回の一件を受けて、以下のような再発防止策を発表しています。

  • 商品提供前の“目視チェック”の徹底
  • 従業員への衛生再教育
  • 建物の点検・補修強化(四半期ごと)
  • ゴミ庫の冷蔵化など衛生設備の改善

また、ネット上では「こういう対応をちゃんとやってるのは評価できる」というポジティブな声も出始めています。

もちろん、失った信頼を取り戻すには時間がかかるでしょう。でも、逆に言えば今が“リセットのチャンス”でもあるはずです。
すき家がどう変わるのか──それを見守る目は、まだ多く残っています。

まとめ|“現場の声”に耳を傾けた先にあるもの

異物混入のニュースを見るたびに、「なんでまた?」と感じてしまう人は少なくありません。
でも、その裏側には、人手不足や教育の限界、設備の老朽化といった“見えない問題”が確かに存在しています。

元バイトたちのリアルな声は、その問題を私たちにわかりやすく教えてくれます。
そして、すき家という巨大チェーンに限らず、「安くて早い」の裏側にある労働環境や衛生管理の現実を考えるきっかけにもなります。

あなたがもし、すき家を利用していて「最近ちょっと心配かも」と思ったなら──。
それはとても自然な反応ですし、同時に「変わってほしい」という期待の表れでもあるはずです。

私たち消費者にできることは、そういった声をちゃんと届け、注視し続けること。
すき家がこの危機をどう乗り越えるのか、しっかりと見届けていきたいですね。

📌 近藤 健太郎|元新聞記者/トレンド解説ライター
全国紙の記者として社会問題や企業不祥事を多数取材。現在はネット世論や内部告発をテーマにしたトレンド記事を執筆中。

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