M:Iだけじゃない!レベッカ・ファーガソンの神髄『DUNE』『グレイテスト』

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
エンタメ
スポンサーリンク

「ミッション:インポッシブル」シリーズのイルサ役で、世界中の映画ファンの心を鷲掴みにしたレベッカ・ファーガソンさん。あのクールな女スパイのイメージが強いですが、実は他の作品では全く違う顔を見せている…なんて聞いたら、え、それって本当?と気になりますよね。

SF大作の重要人物から伝説の歌姫まで演じ分けるという彼女の隠れた神髄に、元新聞記者で映画もそこそこ嗜む私、近藤健太郎が、分析のメスを入れつつ、分かりやすく迫ってみたいと思います。

なぜ彼女は観客を惹きつけるのか?レベッカ・ファーガソンの多才な演技力

まずは、レベッカ・ファーガソンさんがなぜこれほどまでに観客を惹きつけるのか、その演技力の源泉を探ってみましょう。『ミッション:インポッシブル』で見せた姿は、彼女の魅力のほんの一端に過ぎないのかもしれません。

イルサ役で示した強さと脆さの共存

『ミッション:インポッシブル』シリーズのイルサ・ファウスト役。彼女を一躍スターダムに押し上げたこの役で、ファーガソンさんはただ強いだけの女性スパイではない、複雑な内面を見事に表現しました。イーサン・ハントと渡り合うほどの戦闘能力と知性を持ちながら、どこか影があり、守ってあげたくなるような脆さも垣間見える。この「強さと脆さの共存」こそ、多くの観客がイルサに感情移入し、魅了された大きな理由でしょう。アクションシーンのキレはもちろんですが、ふとした瞬間の表情に、彼女の人間性が凝縮されていました。

アクションだけではない、彼女の演技の奥行き

イルサ役で見せた華麗なアクションは確かに彼女の大きな武器ですが、それだけで終わらないのがレベッカ・ファーガソンさんのすごいところ。彼女の真価は、キャラクターの感情の機微を繊細に表現できる演技の奥行きにあると、私は見ています。視線の動きひとつ、息遣いひとつで、喜びも悲しみも、葛藤も決意も伝えてくる。だからこそ、アクションがメインではない作品でも、彼女は強烈な印象を残すことができるのです。

SF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』のレディ・ジェシカ役を徹底解剖!

近年、世界中で大きな話題を呼んでいるSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』シリーズ。この壮大な物語の中で、レベッカ・ファーガソンさんは物語の鍵を握る最重要人物の一人、レディ・ジェシカを見事に演じきっています。ここでは、その複雑なキャラクター像と彼女の演技に迫ってみましょう。

レディ・ジェシカが所属する「ベネ・ゲセリット」という組織、これがまたややこしい…いや、奥深いんです。超人的な能力を持つ女性だけの秘密結社で、数千年規模で人類の血統を管理し、救世主を生み出そうとしている。いわば、人類史の影の演出家集団。レディ・ジェシカは、その組織の意思と、母としての愛、そして一人の女性としての願いの間で揺れ動くことになるわけです。まるで、会社の壮大なプロジェクトと、我が子の幸せ、そして自分のキャリアの間で悩む現代のワーキングマザーのよう…って言ったら怒られますかね?

レディ・ジェシカとは?その複雑な背景と能力

レディ・ジェシカは、主人公ポール・アトレイデスの母親であり、アトレイデス公爵の愛妾。そして、先ほども触れた謎多き組織「ベネ・ゲセリット」の一員でもあります。このベネ・ゲセリットの訓練によって、彼女は他人の嘘を見抜いたり、声のトーンで人を操ったりする特殊能力「ヴォイス」を操ることができます。ただ強いだけでなく、こうした特殊な背景と能力が、彼女のキャラクターを一層ミステリアスで深みのあるものにしています。

ポール・アトレイデスの母としての愛と、ベネ・ゲセリットとしての使命感

レディ・ジェシカの葛藤の核心は、息子ポールへの深い母性愛と、ベネ・ゲセリットとして与えられた使命との間で揺れ動く点にあります。組織の指示に背いてでも息子を守ろうとする姿は、観る者の胸を打ちます。一方で、息子が過酷な運命に立ち向かうために、あえて厳しい試練を与える非情さも併せ持つ。この「母性と使命感の狭間」で苦悩する姿を、ファーガソンさんは実にリアルに、そして痛々しいほど美しく演じています。

レベッカ・ファーガソンが体現するジェシカの気高さと苦悩

ファーガソンさんが演じるレディ・ジェシカは、常に気高く、威厳に満ちています。しかし、その強固な鎧の下には、深い悲しみや恐怖、そして息子への計り知れない愛が隠されている。彼女の表情ひとつひとつに、その内面の葛藤が滲み出ていて、観ているこちらも息を呑んでしまいます。特に『DUNE PART2』での変貌ぶりは圧巻の一言。彼女の存在感は、この壮大な物語の屋台骨の一つと言っても過言ではないでしょう。

圧巻の存在感!『グレイテスト・ショーマン』ジェニー・リンド役の輝き

アクションやSF大作とはうってかわって、大ヒットミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』では、実在した伝説のオペラ歌手ジェニー・リンド役を演じ、観客を魅了しました。ここでは、その役作りやパフォーマンスの裏側、そして史実との違いなどにも触れてみましょう。

『グレイテスト・ショーマン』は、エンターテインメントの世界の光と影を描いた作品ですが、ジェニー・リンドの描き方については、史実と異なる部分も少なくありません。例えば、P.T.バーナムとの恋愛関係は映画の創作であり、実際は純粋なビジネスパートナーだったようです。また、公演中止の理由も、映画ではバーナムの拒絶が原因とされていますが、史実ではバーナムの過度な宣伝手法に嫌気がさしたリンドが、自らマネジメントを切り替えたとされています。エンタメ作品として面白くするための脚色はつきものですが、こうした背景を知っておくと、また違った見方ができるかもしれませんね。

“スウェーデンのナイチンゲール” ジェニー・リンドの数奇な運命

ジェニー・リンドは、19世紀に「スウェーデンのナイチンゲール」と称えられた実在のソプラノ歌手です。その美声はヨーロッパ中を席巻し、P.T.バーナムの誘いで行ったアメリカ公演も大成功を収めました。しかし、その成功の裏には、様々なプレッシャーや孤独も抱えていたと言われています。ファーガソンさんは、この伝説の歌姫の持つカリスマ性と、その裏に隠された繊細さを見事に表現していました。

映画『グレイテスト・ショーマン』でのジェニー・リンドの歌唱シーン、特に「Never Enough」は鳥肌ものの素晴らしさでしたよね。ただ、ここで一つ注釈を。実はこの歌声、レベッカ・ファーガソンさん本人のものではなく、ローレン・オルレッドさんという実力派シンガーによる吹き替えなんです。ファーガソンさん自身もオルレッドさんの歌唱力を絶賛し、リップシンクに徹したと語っています。エンタメ作品では、こうした表現方法も一つの「演出」。演者の表情とプロの歌声が融合することで、より感動的なシーンが生まれることもあるわけですね。

劇中歌「Never Enough」とレベッカ・ファーガソンの圧倒的な表現力

前述の通り、歌声は吹き替えでしたが、ステージ上で「Never Enough」を歌い上げるジェニー・リンドを演じるレベッカ・ファーガソンさんの表情、佇まいは圧巻でした。歌声に込められた情熱、切なさ、そして観客を支配するようなカリスマ性を、全身で表現していました。まるで本当に彼女が歌っているかのような錯覚に陥るほど、その演技は説得力に満ちていたと言えるでしょう。このシーンが映画のハイライトの一つとして多くの観客の記憶に残っているのは、ファーガソンさんの表現力があってこそです。

バーナムとの関係性に見るジェニー・リンドの人間的な魅力と葛藤

映画では、P.T.バーナムとの間に芽生える淡い感情と、それによって引き起こされる葛藤が描かれています。これが史実とは異なるフィクションであることは先述の通りですが、一人の女性としてのジェニー・リンドの人間的な魅力や、成功の裏にある孤独感を際立たせる効果的な脚色だったと言えるかもしれません。ファーガソンさんは、このフィクションのドラマの中で、一人の人間としてのジェニー・リンドの心の揺れ動きを繊細に演じていました。

批評家や観客はどう評価した?両作品におけるレベッカ・ファーガソンの演技

全く異なるジャンルの『DUNE』と『グレイテスト・ショーマン』。これらの作品でレベッカ・ファーガソンさんが見せた演技は、映画のプロである批評家や、一般の観客からどのように受け止められたのでしょうか。彼女の俳優としての確かな実力を示す評価を見ていきましょう。

レベッカ・ファーガソンさんの素晴らしいところは、どんな役柄でも自分のものにしてしまうカメレオンぶりと、その役にリアリティを与える確かな演技力ではないでしょうか。SFの世界の住人であろうと、19世紀の歌姫であろうと、彼女が演じると「本当にこういう人がいたのかもしれない」と思わせてしまう。これは俳優にとって非常に大きな強みであり、だからこそ様々な監督から声がかかり、観客を魅了し続けることができるのでしょう。

各映画レビューサイトやメディアでの批評家レビュー紹介

『DUNE』シリーズにおけるレディ・ジェシカ役に対して、多くの批評家は「母性と恐怖、威厳を兼ね備え、観客を魅了する」「複雑な感情を見事に演じ切っている」「圧倒的な存在感」など、賛辞を惜しみませんでした。特に、内面の葛藤を繊細に表現する演技が高く評価されています。一方、『グレイテスト・ショーマン』のジェニー・リンド役についても、そのカリスマ的なステージプレゼンスや、キャラクターの持つ孤独感の表現が称賛されました。歌唱は吹き替えでしたが、それを感じさせない演技力が評価されたと言えるでしょう。

観客の心を掴んだポイントとは?SNSでの反響

SNSなどでの一般の観客の反応を見ても、両作品における彼女の演技は非常に好評です。『DUNE』では、レディ・ジェシカの強さと美しさ、そして母としての愛情深さに心を打たれたという声が多く見られました。また、『グレイテスト・ショーマン』では、「Never Enough」のシーンの感動や、ジェニー・リンドの気高さに魅了されたという感想が目立ちます。役柄は違えど、彼女が演じるキャラクターが持つ「人間的な深み」が、多くの観客の心を掴んでいるようです。まさに「カメレオン女優」としての評価を確立しつつありますね。

M:I、DUNE、グレイテスト・ショーマンの次に観るべき出演作は?

『ミッション:インポッシブル』シリーズはもちろん、『DUNE』や『グレイテスト・ショーマン』といった代表作以外にも、レベッカ・ファーガソンさんの多彩な「演技の引き出し」を堪能できる作品はまだまだあります。ここでは、彼女のさらなる魅力を発見できるかもしれない、次に見るべきおすすめの出演作をいくつかご紹介しましょう。

サスペンス、ドラマ、歴史劇など、ジャンル別おすすめ作品

例えば、スティーヴン・キング原作のホラー『ドクター・スリープ』(2019年)では、恐ろしいヴィラン、ローズ・ザ・ハット役を怪演し、新たな一面を見せています。また、彼女の出世作とも言える英国の歴史ドラマ『ホワイト・クイーン 白薔薇の女王』(2013年)では、中世の王妃エリザベス・ウッドヴィルを演じ、ゴールデングローブ賞にもノミネートされました。このように、ジャンルを問わず様々な役柄に挑戦しているのが彼女の魅力です。

今後の出演が期待される作品と役柄への展望

レベッカ・ファーガソンさんは、現在も精力的に活動を続けており、今後の出演作も多数控えています。例えば、Amazon MGMスタジオの新作スリラー映画『Mercy(原題)』では、クリス・プラットとの共演が決定しており、どのような化学反応を見せてくれるのか非常に楽しみです。彼女のことですから、きっとまた私たちの想像を超えるような、新たなキャラクター像を提示してくれることでしょう。その役者魂には、ただただ感服するばかりです。

レベッカ・ファーガソンという女優の魅力、それは単に美しいとか、アクションがうまいとか、そういう表面的なことだけではないようです。それぞれの役柄の背景を深く理解し、その人物としてスクリーンの中で「生きる」こと。それが彼女の演技の神髄なのかもしれません。一度、彼女の出演作をじっくりと見返してみると、また新たな発見があるのではないでしょうか。映画という総合芸術の中で、俳優が果たす役割の大きさを改めて考えさせられますね。

レベッカ・ファーガソンに関する記事はこちら

タイトルとURLをコピーしました