推しの写真SNS投稿ダメ?NPB撮影規制にモヤる野球ファンの本音

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「わぁ、今のプレーすごかった!」「推し、今日もかっこいい!」 球場で感動した瞬間、スマホでパシャリ。その気持ち、すごくよく分かります。大好きな選手の輝く姿や、球場の熱気を、写真や動画に残したい。そして、その感動をSNSで友達と共有したい…! そう思うのは、ファンとして自然な気持ちですよね。

でも最近、「NPBの撮影ルールが厳しくなったらしい」「SNS投稿は禁止?」なんて話を耳にして、ちょっと不安になっていませんか? 「え、じゃあ、今までみたいに楽しめなくなっちゃうの?」「そもそも、なんでそんなに厳しくなったの?」…そんなモヤモヤを抱えている方も、きっと多いはず。

この記事では、そんなあなたの疑問や不安に寄り添いながら、

  • 今、NPBの観戦ルールってどうなってるの?(写真・動画・SNS)
  • なんで撮影規制が厳しくなったの?NPB側の理由って?
  • 「撮りたい!共有したい!」私たちのこの気持ち、どう考えたらいい?
  • 海外の野球や他のスポーツでは、ルールはどう違うの?
  • ファンとNPB、もっと良い関係になるヒントはないかな?

といった点を、一緒に考えていきたいと思います。難しい話は抜きにして、あなたの「知りたい!」に、分かりやすくお答えしていきますね。読み終わる頃には、きっとモヤモヤが少し晴れて、自分なりの考えがまとまるはずですよ。

  1. 【まず確認】今のNPB観戦ルール、写真撮影やSNS投稿はどこまでOK?
    1. 意外と知らない?NPB公式と12球団の基本的なスタンスまとめ
    2. 【詳細解説】「試合中の動画撮影NG」「商用利用NG」…具体的に何が問題になる?
    3. これってOK?グレーゾーン?よくある疑問Q&A
  2. なぜこんなに厳しいの?NPBが撮影・SNS投稿を規制する「表向き」と「裏側」の理由
    1. 【表向きの理由】選手の肖像権、プライバシー、セキュリティ確保
    2. 【裏側の理由?】放映権ビジネスへの影響? 権利を守りたいNPB側の事情
    3. 「迷惑ファン対策」だけじゃない? ファンの楽しみより優先されるものとは…
  3. でもファンは「撮りたい」「共有したい」! SNS時代の切実なファン心理とは?
    1. 「推しの輝く一瞬を残したい!」記録としての写真・動画
    2. 「この感動、誰かと分かち合いたい!」共感と繋がりのためのSNS投稿
    3. 「#現地観戦」で見つけたファンの素敵な投稿とNPBへの本音
    4. 応援が逆効果に? SNS投稿で気をつけたい最低限のマナー
  4. 世界ではどうなってる? ファンに優しいMLB(メジャーリーグ)との比較
    1. 【比較解説】写真も動画も比較的自由? MLBのファンフレンドリーな撮影ルール
    2. なぜMLBはファンによるSNS拡散を歓迎するのか? その背景にある考え方
    3. 他のスポーツ(Jリーグ、Bリーグなど)はどうなの? 日本国内での比較
  5. 【まとめ】NPBとファン、気持ちよく応援しあえる未来のためにできること

【まず確認】今のNPB観戦ルール、写真撮影やSNS投稿はどこまでOK?

まず、一番気になる「今のルール」について、一緒に確認していきましょう。「知らなかった!」では済まない場合もあるかもしれませんし、逆に「あれ、これはOKなんだ!」という発見もあるかもしれませんよ。

意外と知らない?NPB公式と12球団の基本的なスタンスまとめ

2025年2月から、NPB(日本野球機構)では「写真・動画等の撮影及び配信・送信規程」という新しいルールがスタートしました。これは、私たちファンが球場で撮影したり、SNSに投稿したりする際のルールを、よりはっきりさせたものです。

基本的な考え方としては、「撮影自体は、周りの人に迷惑をかけなければOK。でも、それをSNSとかで広く発信するのは、ちょっと待ってね!」という感じなんです。

具体的には、こんな感じです。

  • スマホやカメラでの撮影: 他の観客の邪魔にならないように配慮すれば、基本的にはOKです。思い出のために撮るのは大丈夫なんですね。
  • SNSなどへの投稿(配信・送信): これが注意点!
    • 試合中のプレー(選手や監督・コーチなど)の写真や動画: これをSNSなどに投稿するのは禁止されています。たとえ自分で撮ったものでもダメなんです。
    • 試合中のライブ配信: もちろん禁止です。
    • 動画の長さ: 試合中に撮ったものでなくても、選手などが映っていない動画でも、140秒を超える長い動画の投稿は禁止されています。
    • お金儲け目的: 当然ですが、撮った写真や動画を売ったりするのは禁止です。

【詳細解説】「試合中の動画撮影NG」「商用利用NG」…具体的に何が問題になる?

「なんで試合中のプレー投稿がダメなの?」って思いますよね。これは後ほど詳しく触れますが、選手の権利(肖像権とか)や、テレビ放送などの権利(放映権)を守るため、というのが大きな理由のようです。

動画についても、140秒という具体的な数字が出てきました。これは、あまり長い動画がSNSに出回ると、テレビ中継などを見る人が減ってしまうかもしれない…という懸念があるからかもしれませんね。

他にも、三脚を使ったり、パソコンを持ち込んで撮影したりするのは基本的にNG。また、ちょっとドキッとするかもしれませんが、選手や他の観客の方の体の一部だけをアップで撮るような行為も禁止されています。これはプライバシーへの配慮ですね。

これってOK?グレーゾーン?よくある疑問Q&A

じゃあ、こんな場合はどうでしょう?

  • Q. 試合前に練習風景を撮って、SNSにアップするのは?
    • A. 試合中ではないですが、「公式練習開始からヒーローインタビュー終了まで」の配信・送信は禁止されているので、SNS投稿はNGと考えた方がよさそうです。
  • Q. 自分が撮った写真を、LINEで家族や友達に送るのは?
    • A. これは「家族や友人など特定の者への配信・送信」にあたり、お金儲け目的でなく、NPB側の権利を侵害しないと判断されれば、許可されるようです。個人的なやり取りなら大丈夫そうですね。
  • Q. 自分の子どもと一緒に観戦。子どもが選手と一緒に写り込んだ写真をSNSに載せるのは?
    • A. これ、悩みますよね…。ルール上は「プレーヤーの写真・動画の配信・送信は禁止」なので、選手がはっきり写っている場合は避けた方が無難かもしれません。判断が難しい場合は、念のため投稿を控えるか、球団に確認するのが安心です。

注意点!:球団によって対応が違うことも このルール、実は12球団すべてで全く同じように運用されているわけではないようなんです。たとえば、以前、北海道日本ハムファイターズはファンに寄り添う形で柔軟な対応をしていましたが、NPBから注意を受けて方針を変えた、という話もありました。逆に、千葉ロッテマリーンズはキャンプ中などは比較的自由な対応を発表したり。 なので、観戦に行く前には、応援する球団の公式サイトで最新のルールを確認するのが一番確実ですね!

なぜこんなに厳しいの?NPBが撮影・SNS投稿を規制する「表向き」と「裏側」の理由

ルールが分かったところで、次に気になるのは「なんでこんなルールになったの?」ということですよね。ファンの楽しみを制限してまで守りたいものって、一体何なのでしょうか。NPB側の説明と、その背景にあるかもしれない事情を、少し深掘りしてみましょう。

【表向きの理由】選手の肖像権、プライバシー、セキュリティ確保

NPBが公式に説明している理由は、主に以下の4つです。

  1. 放映権の保護: テレビ局などが試合を放送する権利(放映権)を持っています。ファンが自由に試合映像をSNSにアップすると、その価値が下がってしまう、という考え方です。
  2. 肖像権・パブリシティ権の保護: 選手には、自分の顔や姿を勝手に使われない権利(肖像権)や、それによって経済的な利益を得る権利(パブリシティ権)があります。無断投稿はこれを侵害する可能性があるんですね。
  3. プライバシーの保護: 選手だけでなく、他の観客やスタッフの方々のプライバシーを守る必要もあります。
  4. 迷惑行為の防止: 一部のファンによる過度な撮影や、特定の人物(たとえば売り子さんとか)を執拗に撮るような行為が問題になっていた側面もあるようです。

これらは、言われてみれば「なるほど」と理解できる部分もありますよね。たくさんの人が関わるプロ野球ですから、権利やプライバシーを守るルールは確かに必要かもしれません。

【裏側の理由?】放映権ビジネスへの影響? 権利を守りたいNPB側の事情

ただ、ファンの間からは「それだけじゃないんじゃない?」という声も聞こえてきます。特に「放映権」の部分。最近はテレビ中継が減って、ネット配信などが中心になってきていますよね。NPBとしては、この放映権料が大事な収入源。

ファンによるSNS投稿が増えすぎると、そのビジネスに影響が出ることを心配している…という見方もあるようです。

権利を守りたい気持ちは分かりますが、それがファンとの距離を広げてしまうとしたら、少し寂しい気もしますね…。

「迷惑ファン対策」だけじゃない? ファンの楽しみより優先されるものとは…

もちろん、一部のマナーの悪いファンの行動が、規制強化の引き金になった部分もあるでしょう。でも、多くのファンは、純粋に野球を楽しんで、その感動を分かち合いたいだけのはず。

今回のルール強化を見ていると、もしかしたらNPBの中では、「ファンの楽しみ」よりも「権利の保護」や「ビジネス」の方が、優先度が高いと判断されているのかもしれない…そんな風に感じてしまうファンの方もいるのではないでしょうか。このバランス、本当に難しい問題ですよね。

でもファンは「撮りたい」「共有したい」! SNS時代の切実なファン心理とは?

NPB側の事情も少し見えてきましたが、やっぱり私たちファンには「撮りたい!」「共有したい!」という強い気持ちがありますよね。それは、わがままなのでしょうか? いえいえ、きっとそこには、今の時代ならではの、切実な心理があるはずです。

「推しの輝く一瞬を残したい!」記録としての写真・動画

なんと言っても、これですよね! 目の前で繰り広げられるスーパープレー、推し選手の最高の笑顔、仲間と喜びを分かち合う姿…。そんな「尊い」瞬間を、自分の手元に記録として残しておきたい。後で見返して、また幸せな気持ちになりたい。これは、ファンにとって、とても大切な観戦の楽しみ方の一つだと思うんです。

「この感動、誰かと分かち合いたい!」共感と繋がりのためのSNS投稿

そして、その感動を自分の中だけにとどめておけないのも、ファン心理ですよね。「今日の試合、最高だった!」「このシーン、みんなにも見てほしい!」…そんな気持ちをSNSで発信することで、同じチームや選手を応援する仲間と繋がったり、「いいね!」やコメントで共感し合えたりする。これも、SNSが当たり前になった現代ならではの、新しい応援の形であり、喜びなんです。

「#現地観戦」で見つけたファンの素敵な投稿とNPBへの本音

実際にSNSを見てみると、「#現地観戦」などのハッシュタグで、たくさんのファンが思い思いの観戦体験を発信していますよね。(もちろん、ルール施行後は、選手が写ったプレー中の写真などは減っているはずですが…) 球場の雰囲気、グルメ、ファン同士の交流など、そこには野球愛あふれる投稿がたくさんあります。

一方で、今回の規制に対しては、「ファンの楽しみを奪わないでほしい」「SNSでの拡散が野球人気を支えてる面もあるのに…」「ルールが厳しすぎる」といった、正直な戸惑いや不満の声も多く見られます。Yahoo!ニュースのコメント欄などでも、規制に疑問を呈する意見が目立ちました。 日本プロ野球選手会も、「ファンの楽しみが奪われ、魅力発信に逆効果では?」と懸念を示しているくらいですから、この問題はファンだけでなく、選手にとっても他人事ではないのかもしれません。

応援が逆効果に? SNS投稿で気をつけたい最低限のマナー

とはいえ、私たちファンも、ただ「自由にさせろ!」と言うだけではいけませんよね。応援しているつもりが、選手や周りの人に迷惑をかけてしまっては元も子もありません。

たとえルールが許している範囲内の投稿であっても、

  • 周りの人の顔がはっきり写り込んでいないか?
  • ネガティブな内容や、選手を傷つけるようなコメントになっていないか?
  • 試合結果のネタバレにならないか?(録画で楽しみにしている人もいるかも)

といった点には、最低限の配慮が必要だと思います。ルールを守るのはもちろん、SNSを使う上での思いやりも大切にしたいですね。

世界ではどうなってる? ファンに優しいMLB(メジャーリーグ)との比較

ここで、ちょっと視点を海外に向けてみましょう。野球の本場、アメリカのメジャーリーグ(MLB)では、ファンの撮影やSNS投稿について、どんなルールになっているのでしょうか? 日本との違いを知ることで、何か見えてくるかもしれません。

【比較解説】写真も動画も比較的自由? MLBのファンフレンドリーな撮影ルール

MLBでは、驚くかもしれませんが、個人が楽しむ範囲であれば、スタンドからの写真や動画の撮影、そしてそれをSNSに投稿することは、比較的自由に認められているんです。もちろん、プロが使うような大きな機材の持ち込みには制限がありますし、撮ったものを売るなどの商業利用は禁止されていますが、NPBのように「試合中のプレー投稿は原則禁止」といった厳しいルールは、今のところないようです。

なぜMLBはファンによるSNS拡散を歓迎するのか? その背景にある考え方

どうしてMLBは、ファンによるSNS投稿に寛容なのでしょうか? その背景には、「ファンによる発信は、リーグやチームの魅力を広めるための、むしろ強力な宣伝ツールになる」という考え方があるようです。

ファンがSNSで試合の興奮や楽しさを共有してくれることで、新しいファンが増えたり、野球への関心が高まったりすることを、ポジティブに捉えているんですね。ファンを「パートナー」として見ているような姿勢が感じられます。

他のスポーツ(Jリーグ、Bリーグなど)はどうなの? 日本国内での比較

では、日本国内の他のプロスポーツはどうでしょうか? たとえば、サッカーのJリーグやバスケットボールのBリーグ。これらのリーグでも、MLBと考え方は似ています。

  • 個人利用目的の撮影はOK(ただし試合中の動画撮影は制限あり)。
  • ファンによるSNS投稿をむしろ推奨している。
  • 公式アカウントがファンの投稿を紹介するなど、SNSでの交流を積極的に行っている。

こうして比べてみると、NPBのルールは、国内外の他の人気スポーツリーグと比べても、かなり厳しい方向にある、と言えそうですね。もちろん、それぞれのスポーツの特性や歴史、ビジネスモデルの違いはあるでしょうが、ファンとの向き合い方、特にSNS時代のコミュニケーションのあり方については、少し考えさせられるものがあります。

【まとめ】NPBとファン、気持ちよく応援しあえる未来のためにできること

さて、ここまでNPBの新しい撮影・SNSルールについて、その内容や背景、ファン心理、そして国内外との比較を見てきました。なんだか、モヤモヤしていたことの輪郭が、少し見えてきたような気がしませんか?

今回の記事のポイントおさらい

  • NPBでは2025年から新ルール開始!撮影自体はOKだけど、試合中のプレー写真・動画のSNS投稿は基本的にNG
  • 規制の理由は、選手の権利や放映権を守るためなどが挙げられているけど、ファンの間では「厳しすぎる」「ファンの楽しみよりビジネス優先?」という声も。
  • ファンには「推しを記録したい!」「感動を共有したい!」という切実な気持ちがある。これはSNS時代の自然な応援の形かも。
  • MLBやJリーグ、Bリーグは、ファンによるSNS投稿をむしろ歓迎している傾向。NPBの厳しさは際立っている。

この記事を通して一番お伝えしたかったのは、「ファンは、決してNPBの敵ではない」ということです。私たちファンは、プロ野球が大好きで、応援したい、その魅力を広めたい、と思っている仲間のはず。

もちろん、ルールは必要です。権利を守ることも大切。でも、そのルールが、ファンの一番純粋な「応援したい」という気持ちや、観戦の楽しみを過度に奪ってしまうとしたら、それは本末転倒ではないでしょうか。

NPBには、権利保護一辺倒になるのではなく、ファンの気持ちにもっと寄り添って、「ルール」と「ファンの気持ち」のちょうどいいバランスを探っていってほしいな、と切に願います。SNSでのファンの声は、決してうるさい雑音ではなく、野球界を盛り上げるための大切なエネルギーだと思うんです。

📌 水野 恵理|フリーライター
心理学を学び、人の心や感情の動きに関心を持つ。エンタメやライフスタイルの分野で、読者の気持ちに寄り添う記事を執筆中。

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