2005年に結成され、多くのヒット曲を生み出した音楽ユニット「キマグレン」。2015年に解散した彼らが、2024年に再結成を発表しました。この記事では、キマグレンが解散に至った理由やその背景、解散後のメンバーの活動、そして再結成に至った経緯について詳しく解説します。クレイ勇輝さんとISEKIさんのコメントから見える、彼らの心情にも注目してください。
キマグレンの解散理由は？実は裏があったことが明らかに！
キマグレンの解散には、公式に発表された理由と、その裏に隠された事情があります。
解散に至った経緯は「それぞれのSTEPに向かうため」と説明
キマグレンは、2005年にクレイ勇輝とISEKIによって結成されました。2008年にメジャーデビューを果たし、「LIFE」や「天国の郵便ポスト」などのヒット曲を次々にリリースしました。しかし、結成10周年を迎えた2015年、メンバーそれぞれがソロ活動やプロデュース業などの次のステップを目指すために解散を決意しました。
クレイ勇輝さんは、解散理由について「結成10周年を迎えたことを機に、それぞれ次のSTEPへ向かうため、個々の可能性の追求のため」と語っています。ISEKIさんはソロ活動を行い、クレイ勇輝さんは音楽イベントやプロデュース業に専念することを決定しました。解散後のラストライブは横浜市の横浜関内ホールで行われ、ファンに別れを告げました。
実はクレイさんの海の家事業の失敗が解散の原因
キマグレンの解散の裏には、実はクレイ勇輝さんが抱えた事業失敗による経済的な困難がありました。テレビ番組「じっくり聞いタロウ～スター近状（秘）報告」で、この事をクレイ勇輝さん自身が語っています。
クレイ勇輝さんは、ニューヨークの大学で医学を学んでいましたが、卒業せずに帰国し、24歳で海の家を始めました。彼は、逗子海岸でライブハウスと海の家が一体となった新しい形の海の家を開業しましたが、この事業は大きな赤字を生みました。
1年目の経営で、土地の賃料、建築費、人件費、光熱費、そして有名アーティストを招いた出演料などがかさみ、7000万円の負債を抱えました。2年目も赤字が続き、3000万円の負債が加わり、最終的に1億円の赤字となりました。これがクレイ勇輝さんにとって大きな経済的負担となり、音楽活動にも影響を与えました。
3年目には収支がプラマイゼロとなりましたが、累積した赤字1億円は解消されず、彼の精神的な負担は増していきました。クレイ勇輝さんはこの時の「社員の前で泣きたいときに泣けないし、笑いたいときに笑えなくて。誰のために生きているんだろうな？」という思いからヒット曲「LIFE」が生まれたと語っています。
この「LIFE」が大ヒットしたことで借金をすべて返済。資産もできたクレイ勇輝さんは、海の家を由比ヶ浜に移転しました。ところが、予想以上に費用が掛かった上に、海岸での騒音規制が強化されたことで客足が伸びずまた赤字になり、2億円もの借金を負ってしまいます。
このため、クレイ勇輝さんは自己破産しなければいけないと思い、2015年にキマグレンを解散したそうです。ただし、最終的には上場企業が彼の会社を借金ごと買い取ってくれたため、自己破産を免れました。
解散後のメンバーの活動
解散後、クレイ勇輝さんとISEKIさんはそれぞれソロ活動や新たなプロジェクトに取り組んできました。
クレイ勇輝さんはクレイユーキーズの結成が有名
クレイ勇輝さんは、解散後もソロアーティストとして活動を続け、多くのライブやイベントに出演してきました。彼は音楽プロデューサーとしても活躍し、多くのアーティストの楽曲制作に携わっています。
2018年にはクレイユーキーズを結成し、元Aqua TimezのベースのOKP-STARなどとともに活動を展開しています。このクレイユーキーズは、多くのメンバーがその時で入れ替わる面白い活動スタイルが特徴です。
ISEKIさんはソロアーティストとして新曲を次々に発表
ISEKIさんもソロアーティストとして活動を続けており、アコースティックギターを駆使したライブパフォーマンスが特徴です。ソロアルバム「AOR FLAVA -mellow green-」「AOR FLAVA -sweet blue-」などをリリースし、精力的に音楽活動を展開しています。彼はソロデビュー後も多くのライブやイベントに出演し、ファンとの交流を大切にしています。
2024年のキマグレン再結成の経緯とは
2024年に再結成を発表したキマグレン。再結成に至るまでには、いくつかの出来事がありました。
再結成のきっかけはクレイ勇輝さんの母親の願い
キマグレンが再結成に至ったきっかけは、クレイ勇輝さんの母親の願いでした。母親が亡くなったことをきっかけに、再結成の声が高まり、メンバーも再び一緒に音楽をやることを決意しました。クレイさんは母親の死を通じて「またキマグレンを見たい」との思いを強くし、ISEKIさんに再結成の提案をしました。
再結成に関してメンバー2人のコメント
クレイ勇輝さんは「母親の願いを叶えるために再結成を決めた」とコメントしています。また、ISEKIさんも「9年という歳月を経て、再びキマグレンをやりたいという想いが生まれた」と述べています。再結成後の初ライブは、キマグレンにとって特別な日である9月1日に鎌倉材木座で行われる予定です。
再結成に対するファンの反応
再結成のニュースに対して、ファンからは「待ってました！」という声が多く寄せられています。SNSでも再結成を祝うメッセージが多数投稿され、キマグレンの人気の高さを再確認することができました。ファンは彼らの再結成を心から喜び、今後の活動に大きな期待を寄せています。
2人のコメントから今後もキマグレンを続ける予定
再結成を果たしたキマグレンは、今後も活動を予定しています。クレイ勇輝さんは「これから先どんな道になるかは分からないけれど、自分たちのペースで僕ららしく楽しみたい」と述べており、ISEKIさんも「それぞれの旅で得た知識と経験を活かして活動していく」とコメントしています。再結成ライブ以降も、彼らはファンに新しい音楽を届けるために活動を続けていく予定です。
再結成ライブ情報
再結成後の初ライブは、ファンにとっても待ち望まれたイベントです。
ライブの日程と場所
再結成ライブは、2024年9月1日に神奈川県鎌倉の材木座で開催されます。この日はキマグレンにとって特別な日であり、彼らの「夏の終わり」を象徴する場所でのライブとなります。ライブは15時にオープンし、16時にスタートする予定です。会場の詳細については7月17日に発表される予定です。
チケット情報と注意点
ライブのチケットは、キマグレンのオフィシャルサイトで先行予約を受け付けています。チケットの価格は6900円で、1ドリンクと1フードが含まれています。後援はFMヨコハマや神奈川テレビ（tvk）、神奈川新聞が行い、ファンにとって特別な一日となることでしょう。チケットの購入方法や詳細については、公式サイトでの更新情報をチェックしてください。
