KAT-TUNが2025年3月31日をもって解散することが発表されました。突然のニュースに、ファンの間では驚きと戸惑いの声が広がっています。今回の解散に至った理由は何だったのか？ 亀梨和也の退所が決定的な要因とされていますが、それだけではありません。
グループの活動縮小や事務所との関係、メンバーのキャリアの選択など、複数の要因が絡み合っていたことが明らかになっています。本記事では、KAT-TUNの解散理由を深掘りし、過去の脱退メンバーとの比較や今後のメンバーの活動についても詳しく考察します。
KAT-TUN解散の公式発表内容を整理
KAT-TUNが2025年3月31日をもって解散することが、所属事務所であるSTARTO ENTERTAINMENTから正式に発表されました。ファンにとっては驚きとともに、多くの疑問が残るニュースとなっています。
では、解散発表の詳細とメンバーのコメントを整理していきます。
事務所の発表とメンバーのコメント
STARTO社は公式発表の中で、「メンバーの希望により解散を決定」と説明しました。ただし、具体的な解散理由については明言されていません。
一方、KAT-TUNのファンクラブサイトでは3人が連名でコメントを発表。
🔹 公式発表の要点
- 解散の決定は1年半以上に及ぶ話し合いの末に決定
- ファンに対して感謝の言葉を述べつつも、「寂しい思いをさせて申し訳ない」と謝罪
- 「KAT-TUNとして最後まで誇りを持って活動したい」と強調
- 解散前にファンと交流できる場を検討中（詳細は未発表）
事務所の公式コメントでは、「メンバーの意思を尊重した形での解散」ということが強調されています。しかし、これはあくまで表向きの説明であり、実際にはさまざまな背景があると考えられます。
KAT-TUNの解散理由を深掘り！本当の理由は？
KAT-TUNの解散は突然の発表でしたが、関係者の証言やグループの近年の活動状況を振り返ると、いくつかの要因が絡み合った結果 であると考えられます。
特に、亀梨和也の退所 が決定打となったことは間違いないでしょう。加えて、グループの活動縮小、事務所との関係、メンバーの将来設計の違い など、さまざまな理由が積み重なった結果と考えられます。
では、それぞれの理由について詳しく見ていきます。
亀梨和也の退所が決定的だった
KAT-TUN解散の最大の要因とされているのが、亀梨和也の事務所退所 です。
亀梨はグループの中心的存在であり、俳優・キャスター・プロデュース業など多岐にわたる活動を展開してきました。また、ジュニアの演出を担当するなど、事務所内での影響力も大きかったメンバーの一人です。
では、なぜそんな彼が退所を決断したのでしょうか？
事務所への不信感と福田社長の影響
報道によると、亀梨は事務所を去る理由として 「STARTO社の経営方針への不信感」 を抱いていたとされています。
特に、社長の福田淳氏に対する反発が大きかったとされ、以下のような点が問題視されていました。
- STARTO社の不透明な経営体制
- 福田社長の「路上キス報道」 など、不祥事が多い
- 事務所の方向性が明確でなく、タレントの未来が見えない
亀梨は、旧ジャニーズ時代には後輩の面倒を見る「つなぎ役」として事務所内で重要な役割を果たしていました。しかし、STARTO社になってから、こうした役割が不明確になり、グループとして活動する意義が薄れた とも考えられます。
このような背景から、亀梨は事務所を離れることを決断。その結果、KAT-TUNの存続も難しくなったと推測されます。
グループ活動の縮小とファン離れ
ここ数年、KAT-TUNの活動は目に見えて減少していました。
近年のKAT-TUNの活動状況
- 最後のシングルリリース：2022年10月
- 最後のライブ：2023年5月
- 現在のレギュラー番組は深夜枠の1本のみ
かつては東京ドーム8日間連続公演を成功させるほどの人気を誇っていたKAT-TUNですが、近年はその勢いが落ちていました。
活動が少なくなれば、ファン離れも進みます。グループとしての露出が減少し、「ソロでの活動のほうが今後のキャリアにつながる」とメンバーが判断した可能性もあります。
また、これまでのKAT-TUNは 「脱退や活動休止を乗り越えてきたグループ」 というイメージがありました。しかし、次第にメンバーが減少し、グループとしての存在意義が薄れていったことも、解散の要因の一つと考えられます。
過去のKAT-TUN脱退メンバーの動向と比較
KAT-TUNは、2001年に6人組として結成されましたが、メンバーの脱退が続き、最終的に3人体制へと移行しました。そして今回、解散という形でグループの歴史に幕が下ろされることとなりました。
では、過去の脱退メンバーがどのような理由でグループを離れ、その後どのような道を歩んでいるのかを振り返り、今回の解散との共通点や違いを考察していきます。
歴代メンバーの脱退理由一覧
KAT-TUNのメンバー脱退の歴史をまとめると、以下のようになります。
| 年 | 脱退メンバー | 理由 |
|---|---|---|
| 2010年 | 赤西仁 | ソロ活動へ移行 |
| 2013年 | 田中聖 | 事務所のルール違反 |
| 2016年 | 田口淳之介 | 将来を考えて脱退 |
この流れを経て、2016年以降は3人体制での活動が続いていました。
赤西仁の脱退とグループの変化
赤西仁は、2010年にKAT-TUNを脱退しました。
- 脱退理由： 海外での音楽活動に専念するため
- 脱退後の活動： ソロアーティストとしてアメリカ・日本で活動
赤西の脱退は、グループの音楽スタイルや方向性に大きな影響を与えました。
当初は6人組としてスタートしたKAT-TUNでしたが、赤西の脱退後はよりクールで大人っぽいイメージへとシフトしていきました。
今回の解散と比較すると、赤西の脱退はあくまで個人の音楽活動のためであり、グループの継続は当時可能だったという点が異なります。
田中聖・田口淳之介の脱退とグループの危機
2013年には田中聖が事務所を解雇され、2016年には田口淳之介がグループを脱退しました。
田中聖の脱退（2013年）
- 脱退理由： 事務所のルール違反（無断での副業など）
- 脱退後の活動： ソロアーティストとして活動 → 逮捕歴あり
田中の脱退は、グループにとって大きな痛手でした。
これにより、KAT-TUNはよりクリーンなイメージを意識するようになりましたが、その一方で「ワイルド路線」だったKAT-TUNの個性が薄れたとも言われています。
田口淳之介の脱退（2016年）
- 脱退理由： 「30歳を前にして今後の人生を考えた結果」
- 脱退後の活動： ソロ活動を開始 → 2019年に薬物事件で逮捕
田口の脱退は、KAT-TUNにとって最大の危機となりました。
彼の脱退後、グループは「充電期間」として約1年8ヶ月の活動休止を余儀なくされました。
今回の解散との比較すると？
KAT-TUNの解散と過去の脱退を比較すると、以下のような違いがあります。
過去の脱退の特徴
- グループの存続は可能だった（残されたメンバーが活動を継続）
- 脱退の理由は個人的なキャリア選択やスキャンダル
今回の解散の特徴
- 亀梨の退所が決定的な要因となった
- 3人体制が維持できず、グループ自体が終了
- メンバー全員が「話し合いの末の決断」と強調している
つまり、過去の脱退はあくまでメンバー個人の決断だったのに対し、今回はグループとしての存続自体が難しくなったための解散である点が大きく異なります。
今後のKAT-TUNメンバーの活動は？
KAT-TUNの解散により、3人のメンバーはそれぞれ新たな道を歩むことになります。
ここでは、亀梨和也・上田竜也・中丸雄一の今後の活動について、現在分かっている情報や予測を交えながら解説します。
亀梨和也の独立後の動き
KAT-TUN解散と同時に事務所を退所する亀梨和也は、今後どのような活動をしていくのでしょうか？
俳優業・プロデュース業へのシフト
亀梨はこれまでもドラマ・映画での主演を務めてきたほか、自身のYouTubeチャンネルを開設し、後輩たちのプロデュースにも関わるなど、多方面で活躍してきました。
退所後の進路として、以下の2つが有力視されています。
- ① 俳優業に本格シフトし、フリーまたは別事務所に所属
- ② 独立して、プロデューサーとしての活動を強化する
特に、近年はプロデュース業への関心が高まっているとも言われており、後輩の育成や、音楽・映像制作などにも関わっていく可能性があります。
田中みな実との交際報道が影響？
また、亀梨は2023年末にフリーアナウンサーの田中みな実との交際が報じられました。
これにより、「結婚を視野に入れて退所を決断したのでは？」という見方もあります。
ただし、亀梨は長年にわたって「仕事第一」のスタンスを貫いてきた人物であるため、仮に結婚を考えていたとしても、今後のキャリアに大きな影響を与えることはないかもしれません。
上田竜也・中丸雄一は事務所に残留
一方、上田竜也と中丸雄一はSTARTO社に個人として所属を継続します。
彼らの今後の活動について、それぞれの方向性を見ていきます。
上田竜也：俳優・バラエティ番組への出演が増加か
- 近年は俳優としての活動を強化（ドラマ・舞台への出演）
- バラエティ番組での個性的なキャラクターが人気
上田はもともと「KAT-TUNのワイルド担当」とも言われており、個性的なキャラクターを生かしたバラエティ出演が増える可能性があります。
また、俳優としての実力も評価されており、今後はソロでのドラマ出演が増えていくことが予想されます。
中丸雄一：「シューイチ」などレギュラー番組を継続
- 日本テレビ系「シューイチ」のコメンテーターとしての活躍
- バラエティ番組・情報番組での出演が継続する見込み
中丸は、KAT-TUNの中でも落ち着いたキャラクターであり、情報番組のコメンテーターとしての実績も十分にあります。
特に、「シューイチ」は長年のレギュラー番組であり、解散後もこのポジションは維持される可能性が高いです。
3人が再び共演する可能性はあるのか？
ファンにとって気になるのは、解散後にKAT-TUNのメンバーが再び共演することはあるのか？ という点です。
結論から言うと、現時点では可能性は低いと考えられます。
その理由は以下の通りです。
- 亀梨和也は事務所を離れるため、利害関係が異なる
- KAT-TUNは過去に脱退したメンバーとの共演が少なく、解散後の再共演は前例がない
- 事務所と独立したタレントの共演が難しい状況が続いている（旧ジャニーズ時代の流れを継承している可能性）
しかし、近年は「タレントの自由な活動」が重視される傾向にあるため、将来的に共演の機会が生まれる可能性もゼロではありません。
まとめ
KAT-TUNの解散は、多くのファンにとって衝撃的なニュースとなりました。
今回の解散に至った理由を整理すると、以下の4つの要因が大きく影響していたと考えられます。
★ 亀梨和也の退所が決定打
→ 事務所への不信感や福田社長への反発、個人のキャリアを優先した選択
★ グループの活動縮小とファン離れ
→ シングルやライブの減少、露出機会の減少によりグループとしての継続が難しくなった
★ 過去のメンバー脱退の影響
→ 6人→3人とメンバーが減る中で、グループの存続意義が揺らいでいた
★ メンバーそれぞれの今後の選択
→ 亀梨は独立し、俳優・プロデュース業へ。上田と中丸は事務所に残りソロ活動へ
KAT-TUNは数々の困難を乗り越えながらも、グループとして20年以上活動を続けてきました。しかし、時代の変化やメンバーのキャリア選択の結果、ここで一区切りを迎えることになったと言えます。
ファンとしては寂しい限りですが、これからもそれぞれの道で活躍する3人を応援していきたいところです。
ポチップ
執筆：桜井彩花（芸能・トレンドライター）
