2020年10月28日、人気俳優の伊藤健太郎が東京都渋谷区で起こした交通事故とその後の経緯が大きな話題となりました。
事件の詳細から、その後の展開まで時系列に沿って解説していきます。
伊藤健太郎の引き逃げ事件の詳細とは?
【ひき逃げの疑い】伊藤健太郎容疑者が釈放、涙ぐみながら謝罪「一生かけて償っていきたい」https://t.co/GdSnbhzd5o
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 30, 2020
「しっかりと向き合って考えていきたいと思っています」と20秒間にわたって頭を下げた。 pic.twitter.com/B3OxFZSnVF
2020年10月28日夜、伊藤健太郎(当時23歳)は東京都渋谷区の交差点で車をUターンさせた際、対向車線を走行中の2人乗りバイクと衝突しました。
バイクの運転手(20代男性)は首のねんざ、後部座席の女性(20代)は左足骨折の怪我を負いました。
事故直後、伊藤は現場から立ち去りましたが、約100メートル先の信号で停車中に、事故を目撃した人物から現場に戻るよう促され、Uターンして事故現場に戻りました。
翌29日、伊藤は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕後は多くの仕事がキャンセルされる
伊藤の逮捕を受け、所属事務所は謝罪声明を発表。
出演予定だったドラマや映画、CMなどの多くの仕事がキャンセルされました。特に注目を集めたのは以下の対応です。
- NHK連続テレビ小説「スカーレット」のオンデマンド配信停止
- 公開直前だった主演映画「とんかつDJアゲ太郎」の舞台挨拶キャンセル
- 日本テレビ「ZIP!」内のコーナー「伊藤健太郎のZIP!シネマ」の放送休止
引き逃げは不起訴処分!謝罪文をインスタで公開
2021年3月25日、東京地検は伊藤を不起訴処分としました。
過失運転致傷容疑については被害者と示談が成立したため起訴猶予、ひき逃げ容疑については「犯意を認める十分な証拠がなかった」として嫌疑不十分とされました。
同日、伊藤はインスタグラムで直筆の謝罪文を公開。
「この度は、私の自覚の足りなさ、未熟さによって起こした交通事故のために、関係者、ファンの皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます」と述べ、被害者への謝罪の言葉も添えました。
芸能活動の再開と現在は?
2021年6月9日、伊藤はオフィシャルファンクラブ「GOLONDRINAS(ゴロンドリナス)」を発足。同年10月には主演舞台「SOULFUL SOUL」で本格的な芸能活動を再開しました。
その後、2022年6月公開の映画「冬薔薇」で主演を務めるなど、徐々に活動の場を広げています。
2023年には映画「静かなるドン」で主演を果たし、同年12月公開の「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」では日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、俳優としての評価を取り戻しつつあります。
事件から約3年、伊藤健太郎は着実に芸能活動を再開させていますが、事故の影響は大きく、完全な復帰にはまだ時間がかかりそうです。今後の活動と、更なる成長が期待されています。