毎年、年末からお正月にかけて芸能界では結婚ラッシュが巻き起こります。
2026年の元日も長澤まさみさんをはじめとするビッグカップルの発表がありましたが、なぜ芸能人はこの慌ただしい時期を選んで結婚を発表するのでしょうか?
実はそこには、単なる「おめでたいから」だけではない、芸能界特有の「戦略的なメリット」が隠されています。業界の裏事情とも言えるその理由と、他に結婚報告が多い時期についてまとめました。
なぜ年末年始なのか?3つの「戦略的理由」
芸能人がこの時期を選ぶ最大の理由は、「メディア対策」と「契約問題」のリスク回避です。主に以下の3点が挙げられます。
1. 「ワイドショーの休み」を狙った取材回避
これが最も大きな理由と言われています。
年末年始(特に12月29日頃〜1月4日頃)は、テレビ局のワイドショーや情報番組が特番体制に入り、通常の生放送がお休みになります。
- 追求されない:生放送がないため、リポーターが自宅や実家に突撃取材に来るリスクが激減します。
- 話題の分散:年明けに番組が再開する頃には、情報が数日経過して「鮮度」が落ちています。また、多くの芸能人が一斉に発表するため、一組あたりの放送時間が短くなり、詳細を根掘り葉掘り聞かれずに済みます。
つまり、「静かに結婚したい」「あまり騒がれたくない」と考えるカップルにとって、年末年始は絶好の隠れ蓑(みの)となるのです。
2. CM・スポンサー契約の更新タイミング
芸能人の仕事には、多くのスポンサー企業が関わっています。
- 契約の区切り:CM契約は「1月始まり」や「4月始まり」で更新されることが一般的です。
- 違約金リスクの回避:契約期間中の突然の結婚発表は、スポンサーの商品イメージ(独身設定など)と食い違い、トラブルになる可能性があります。契約更新前の年末に発表し、新しい契約形態で新年を迎えるのが最もスマートな方法です。
3. 「お祝いムード」で批判を封じる
お正月は日本全体が「おめでとう」という祝賀ムードに包まれています。
この空気の中で発表することで、世間からも「新年早々おめでたい」と好意的に受け入れられやすくなります。仮に少しネガティブな要素(年の差婚や交際期間の短さなど)があったとしても、お正月の明るい話題にかき消され、批判的な報道が出にくくなるメリットがあります。
年末年始以外で「結婚発表」が多い時期は?
年末年始以外にも、芸能人が好んで入籍・発表をする「特異日」がいくつか存在します。
11月22日(いい夫婦の日)
語呂合わせの良さから、近年最も人気のある日程の一つです。
「いつまでも良い夫婦でいられるように」という願いを込めやすく、メディア側も特集を組みやすいため、好感度アップを狙うタレントによく選ばれます。
最強開運日(天赦日・一粒万倍日)
占いや暦(こよみ)を気にする芸能人も多くいます。
- 天赦日(てんしゃにち):日本の暦の上で最上の吉日。「天が万物の罪を赦(ゆる)す日」とされ、新しいことを始めるのに最適です。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび):一粒の籾(もみ)が万倍にも実る日。これらが重なる日は「最強開運日」として、入籍日として大人気です。
3月末・4月頭(年度替わり)
年末年始と同様に、テレビ番組の改編期(レギュラー番組の入れ替わり)や、CM契約の更新時期にあたります。
「心機一転」という名目で、新年度のスタートに合わせて発表するケースも目立ちます。
まとめ
芸能人の年末年始の結婚ラッシュには、明確な理由があります。
- 最大のメリット:ワイドショーがお休みで、突撃取材や過剰な報道を回避できる。
- ビジネス面:CM契約の更新タイミングに合わせ、スムーズに新生活に入れる。
- 心理面:新年の「区切り」と世間の「お祝いムード」に乗れる。
「元旦婚」などの見出しが踊る裏側には、タレントと事務所による「平穏な生活を守るための緻密な計算」が働いていると言えるでしょう。


