外務省の新パスポートPRに違和感?中国風デザインが波紋を呼ぶ理由とは

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「これ、中国の国旗みたいじゃない?」
外務省が発表した新パスポートのPR画像が、思わぬ波紋を呼んでいます。背景の赤、星のモチーフ——まるで中国国旗を連想させるそのビジュアルに、SNSでは「意図的なのでは?」との声も。

この記事では、話題の画像がなぜ炎上したのか、どこに問題があったのか、そして政府の広報活動としてどう捉えるべきかを掘り下げて解説します。

なぜ“あの国風”と騒がれた?SNSで炎上したワケ

新パスポート自体はセキュリティや利便性が向上し、歓迎すべき変更のはずでした。ところがPR画像のデザインが原因で、思わぬ批判が噴出する事態に。

問題となったPR画像とは?

外務省がX(旧Twitter)に投稿した新パスポートのPR画像には、赤い背景にキャラクター、そして黄色い星がいくつも散りばめられていました。

【中国国旗】

Public Domain, 出典:Wikimedia Commons

まるで中国の国旗のような構図に見えるこのデザインが、「どう見ても中国風だ」と一部ユーザーの間で問題視され、拡散されました。

赤×星=中国?デザインに対する指摘まとめ

赤地に黄色い星という配色は、中国国旗(五星紅旗)の象徴的な要素です。
もちろん“色”や“星”というモチーフ自体は珍しくありませんが、組み合わせや構図が重なると「連想」されやすくなるのは自然なこと。
実際に多くの人が「日本らしさがまったくない」「これじゃ更新したくない」と不信感を抱いていました。

X(旧Twitter)では怒りの声も…リアルな反応をチェック

SNSでの炎上は一部の投稿から火がつき、すぐに広く拡散。中には怒りや嘲笑が入り交じった投稿も目立ちました。

批判コメントの傾向と代表的な投稿

SNSでは以下のような声が多く見られました。

  • 「これ中国の国旗じゃん」
  • 「菊の御紋こそ日本の象徴なのに」
  • 「ダサすぎる。何のためのPR?」
  • 「外務省の感覚がズレすぎ」

デザインの是非を超えて、官僚のセンスそのものや政府全体への批判へと話題が広がっていきました。

「意図的なのか?」と疑う声が広がった背景

一部ユーザーは「これは中国に対する忖度ではないか」と指摘。
外務省トップである岩屋毅大臣に対しても、「親中派では?」といった憶測や不信感が投稿されていました。
たとえば外交において、ビジュアルデザインには“無言のメッセージ”が宿ることもあります。国民の感覚が過敏になっている今だからこそ、「なぜこの配色なのか?」という疑問が強くなったとも言えるでしょう。

過去の“炎上系PR”と比べて見える共通点とは

今回の件は、偶発的な「デザインミス」だけで片づけていいのでしょうか?実は過去にも似たような“ズレたPR”が物議を醸したケースがあります。

日本政府のPRトラブル事例と比較

  • 内閣府の若者向けポスター:政治参加を促すはずが、「ターゲット像がズレている」と炎上
  • 観光庁のキャンペーンキャラクター:ゆるキャラのデザインが“子ども向けすぎる”と批判

どれも「伝えたいこと」と「伝わったこと」が噛み合わず、結果として炎上に発展しています。

デザイン監修体制の甘さが問題?

今回のようなPR画像に対して「チェック体制が甘いのでは?」という指摘もあります。
パスポートは国家の象徴でもあり、PRには極めて慎重な設計が求められるはず。
それにもかかわらず、こうした印象を与えてしまうビジュアルが発信されたという点で、広報体制そのものへの疑問が浮かび上がります。

新パスポート制度の中身にも注目すべき理由

今回の話題の中心はPR画像ですが、本来の注目ポイントは新パスポートそのもの。
制度面では進化しており、むしろ歓迎されるべき内容が多くあります。

オンライン申請のメリットは大きい?

2025年3月24日から導入された新パスポートは、以下のような変更がありました。

  • 顔写真ページがプラスチック素材に変更され、偽造防止が強化
  • マイナポータルを利用したオンライン申請が可能に
  • オンライン申請だと手数料が安くなるケースも
  • 申請から交付までの期間が国内で約2週間、海外では最大1か月

つまり、制度としては非常に“便利になった”という評価もあります。

制度そのものの意義とPRの“ズレ”

こうした実用的な改革があったにもかかわらず、PRの見た目によって印象がネガティブに傾いてしまったのは残念な点です。
情報発信のタイミングや見せ方を間違えると、本来のメリットすら伝わらなくなる。今回のケースは、伝え方の重要性を再認識させられる事例と言えるでしょう。

まとめ|なぜこの話題がここまで広がったのか

外務省の新パスポートPR画像が“あの国風”だと話題になった背景には、以下のような要素が絡み合っています。

  • 色と構図による強いビジュアル印象
  • 政治的・外交的な文脈への読み込み
  • SNSでの“ネタ化”と批判の連鎖
  • 本来の制度改正の意義が霞む情報伝達の失敗

デザインは単なる装飾ではなく、メッセージそのものです。今回の炎上から、政府広報における「見せ方」「伝え方」の大切さが浮き彫りになりました。
あなたは、このデザインをどう感じましたか?


📌 近藤 健太郎|元新聞記者・フリーライター
政治・経済・社会トレンドをやわらかく読み解くニュース解説系ライター。時事ネタから国際問題まで幅広く担当。

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