なぜ?「あんぱん」視聴率低迷報道にモヤモヤ…“見えない視聴者”の声、聞いてみた

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エンタメ

朝ドラ『あんぱん』、面白いですよね! 今田美桜さん演じるヒロイン・のぶちゃんの明るさに元気をもらったり、北村匠海さん演じる嵩くんの頑張りに胸が熱くなったり…。私も毎週楽しみにしている一人なんです。

でも、ふとスマホでニュースを見ると『あんぱん、視聴率苦戦』なんて見出しが目に飛び込んできて…。『え、なんで? こんなに面白いのに?』『もしかして、面白いと思ってるの私だけ…?』なんて、ちょっぴり不安になったり、モヤモヤしたりしていませんか?

大丈夫です、その感覚、決して間違っていませんよ。

この記事では、なぜ『あんぱん』の面白さが、昔ながらの“視聴率”という数字だけでは測れなくなっているのか、その理由を、私たちの生活の変化や、ちょっとしたメディアの裏側まで、一緒に見ていきたいと思います。

読み終わる頃には、きっとモヤモヤがスッキリして、『やっぱり自分の“面白い”って気持ち、大切にしていいんだ!』って、安心してドラマを楽しめるようになっているはずです。」

「あんぱん面白い!」なのに…なぜ視聴率“だけ”が低いって言われるの?

毎朝元気をもらえる『あんぱん』。SNSなどを見ても「今週も泣いた!」「登場人物みんな愛おしい」なんて声がたくさんあって、すごく評判がいいように感じますよね。脚本の中園ミホさんが、やなせたかしさんと特別なご縁があったという制作秘話にも、なんだかジーンとくるものがあります。

それなのに、一部のニュースでは「視聴率が低い」「前作割れ」なんて言葉が並ぶ…。なんだか、自分の感じている温度と、世間の評価(とされているもの)にギャップがあって、「あれ?」って戸惑ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。

特に、前作『おむすび』の初回視聴率(世帯16.8%)より低い15.4%でスタートしたことが、「歴代ワースト3のスタート」なんて報じられ方もしました。(出典: 沖縄タイムス+プラス、PRESIDENT Online)

でも、ちょっと待ってください。本当に「視聴率が低い=人気がない」のでしょうか? 実は、今の時代のドラマの人気って、単純な視聴率の数字“だけ”では、もう測れなくなってきているのかもしれないんです。

もうリアルタイム視聴は少数派?忙しい私たちの“朝ドラ”視聴スタイル

朝8時15分。それは私たち主婦にとって、一日の中でも特に慌ただしい時間帯だったりしますよね。朝ごはんの片付け、子どもの支度、自分の準備、ゴミ出し…。「さあ、テレビの前に座ってゆっくり朝ドラを…」なんて、なかなか難しいのが現実ではないでしょうか。

録画・NHKプラス…数字に表れない「見ている人」はこんなにいる!

「あんぱん」の初回視聴率は、たしかに前作を下回りました。でも、ここで驚きのデータがあるんです。

NHKの公式発表によると、『あんぱん』の初回放送は、NHKプラス(見逃し配信サービス)での視聴数が、なんと過去の全ドラマの中で最多の76.1万UB(ユニークブラウザ)を記録したそうなんです!(出典: Real Sound、朝日新聞、Mantanweb)

これって、すごいことですよね! つまり、リアルタイムでは見られなくても、「絶対に見たい!」と思って、後から配信でチェックしている人が、ものすごくたくさんいる、ということなんです。

他にも、TVerで見ている人も多いようですし、「週末に録画でまとめて見るのが楽しみ!」という声も、元記事のコメント欄などでたくさん見かけました。

こうした録画再生(タイムシフト視聴)や見逃し配信での視聴は、従来のリアルタイム視聴率には直接反映されにくい部分があります。だから、「視聴率」という数字だけ見ていると、実際に見ている人の数や熱量を見誤ってしまう可能性があるんですね。

「朝8時15分は無理!」子育て・仕事…リアルタイムで見られない私たちの“本音”

ちょっと想像してみてください。朝、子どもを送り出して、洗濯機を回して、ようやく一息…と思ったら、もう9時過ぎ。「あ、朝ドラ見逃した…」なんて経験、ありませんか?

あるいは、お仕事をされている方なら、朝8時台は通勤中だったり、始業準備でバタバタしていたり。とてもじゃないけど、テレビの前にいられない、という方が大半かもしれません。

私たちのライフスタイルって、昔とは大きく変わりましたよね。だから、テレビを見る時間やスタイルも、それに合わせて変化していくのは、ごく自然なこと。

「リアルタイムで見られない=ドラマに興味がない」では、まったくないんですよね。むしろ、「忙しい合間を縫ってでも、好きなドラマは見たい!」という気持ちの表れが、録画や配信での視聴につながっている、と言えるのではないでしょうか。

テレビ局も困惑?時代遅れの「視聴率」というモノサシの限界

昔からテレビの人気を示す指標として使われてきた「視聴率」。でも、これだけ私たちのテレビとの付き合い方が変わってくると、その「モノサシ」自体にも、少しズレが生じてきているのかもしれません。

そもそも視聴率ってどうやって測ってるの?意外と知らない仕組み

「視聴率」とひとくちに言っても、いくつか種類があるんです。

  • 世帯視聴率: テレビがあるお家のうち、何パーセントのお家でその番組がついていたか。
  • 個人視聴率: 日本全体で、何パーセントの人がその番組を見ていたか。(より個人に注目した数字ですね)
  • タイムシフト視聴率: 放送から7日以内に、録画で見た人の割合。

これらは、調査会社(ビデオリサーチさんが有名ですね)が、一部の家庭にお願いして設置した特別な機械(ピープルメーター)で測っています。(出典: Wikipedia、ビデオリサーチ、日テレ人材センター)

つまり、日本中のすべての人や家庭を調べているわけではないんですね。そして、先ほどお話ししたNHKプラスやTVerのような配信での視聴は、この「視聴率」の数字には基本的に含まれないんです。

なぜメディアは視聴率報道をやめられない?その“裏事情”とは

「じゃあ、なんで今でもニュースは視聴率のことばかり言うの?」って、不思議に思いますよね。これには、いくつか理由が考えられそうです。

ひとつは、長年の慣習。ずっと使ってきた指標だから、分かりやすいし、比較しやすい、という面があるのかもしれません。私たち人間って、慣れたものからなかなか離れられない、という心理も働きますよね。

もうひとつは、話題性。特に「過去最高!」とか「過去最低…」といった数字は、ニュースの見出しになりやすい、という側面もあるかもしれません。メディア側にも、「分かりやすい数字」で伝えたい、という事情があるのかもしれませんね。

ただ、こうした状況は、もしかしたら少しずつ変わっていくのかもしれません。最近では、テレビ局もSNSでの反響や配信での再生数を重視するようになってきている、という話も聞かれます。(出典: 日テレ人材センター)

前作「おむすび」の影響も?一度離れた視聴習慣は戻りにくい?

「あんぱん」の初回視聴率が伸び悩んだ理由として、もう一つ、コメント欄などでよく指摘されていたのが、前作『おむすび』の影響です。

『おむすび』は、残念ながら途中で見るのをやめてしまった、という声も一部でありましたよね。朝ドラって、毎日の習慣で見ている人も多いので、一度その習慣が途切れてしまうと、次の作品が始まっても、すぐには戻ってきにくい、ということがあるのかもしれません。

人間の行動って、「習慣の力」がすごく大きいんですよね。だから、新しい習慣を作るのも、一度やめてしまった習慣を元に戻すのも、意外とエネルギーがいるもの。もしかしたら、『あんぱん』は、そうした前作からの流れもあって、少しスロースタートになった、という見方もできるかもしれませんね。

「わかる!」「私も!」コメント欄に溢れる“視聴率だけじゃない”本音

ここまで、「視聴率」という数字だけでは見えない部分についてお話ししてきましたが、何より心強いのは、私たちと同じように感じている人がたくさんいる、ということではないでしょうか。

「数字より内容!」「キャスト最高!」…熱いコメントから見える本当の評価

元記事のコメント欄やSNSを見ていると、『あんぱん』に対する温かい声が本当にたくさんありました。

  • 「朝から元気をもらえる、まさに朝ドラ!」
  • 「テンポが良くて、見ていて飽きない」
  • 「のぶちゃん(今田美桜さん)の頑張る姿に、思わず涙…」
  • 「脇を固める俳優さんたち(竹野内豊さん、吉田鋼太郎さん、阿部サダヲさん…)が本当に素晴らしい!」

特に、嵩くん(北村匠海さん)が漫画に挑戦する回(第13話)は、「どんな漫画だったんだろう?」「あの10円玉に込められた気持ちが深い…」なんて、たくさんの感想で盛り上がっていましたよね。

こういう具体的な感想や共感の声こそが、作品の本当の価値を示しているように、私は思うんです。

「面白い」と感じる私たちの感覚、信じていいんです!

視聴率という数字に、つい心が揺れてしまうこともあるかもしれません。でも、思い出してください。ドラマを見るのは、他の誰でもない、私たち自身です。

自分が「面白い!」と感じる気持ち、「感動した!」と思う心、「来週も楽しみ!」とワクワクする感覚…。それって、誰かに評価されるものではなく、自分自身が大切にすべき、とてもパーソナルで、かけがえのないものですよね。

周りの評価や数字に惑わされず、自分の「好き」という気持ちを、どうぞ信じてあげてください。あなたが『あんぱん』を見て感じているその温かい気持ちは、きっと本物です。

【まとめ】数字に惑わされず「あんぱん」を楽しもう!あなたの感想も聞かせてね

今回は、朝ドラ『あんぱん』の視聴率報道の裏側と、私たちの視聴スタイルの変化について見てきました。

  • 『あんぱん』は面白い!でも視聴率は低めと報道される…なぜ?
  • 理由は、録画やNHKプラスなど「見えない視聴者」がたくさんいるから。
  • 私たちのライフスタイルが変化し、朝ドラの楽しみ方も多様化している。
  • 「視聴率」という古いモノサシだけでは、今のドラマの人気は測れないかも。
  • 大切なのは、周りの数字より、自分の「面白い!」という感覚。

ニュースの見出しだけ見ると、ちょっと不安になってしまうこともあるかもしれません。でも、データやたくさんのコメントを見てみると、「あんぱん」が多くの人に愛され、楽しみにされていることがよく分かりますよね。

これからは、視聴率の数字に一喜一憂するよりも、「今週はどんなお話かな?」「あの登場人物、どうなるんだろう?」って、純粋にドラマの世界を楽しむことに集中しませんか?

この記事が、あなたのモヤモヤを少しでも解消して、もっと安心して『あんぱん』を楽しむためのお手伝いができていれば、とても嬉しいです。

📌 水野 恵理|フリーライター
[心理学を学び、エンタメ(特にドラマや映画)の深掘り考察や、人間関係・ライフスタイルに関する記事を執筆。読者の心に寄り添い、温かい気持ちになれるような文章を心がけています。]

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