「バブリーダンス」で一躍話題となった振付師akane。
3歳からダンスを始め、登美丘高校ダンス部を日本一に導いた彼女の経歴や、独特の世界観を持つ振付の魅力とは？
CMやアーティスト、TV番組での活躍から、世界進出を果たしたダンスチーム「アバンギャルディ」まで、多才な活動を展開するakaneの魅力に迫ります。
ダンスで日本を、そして世界を魅了し続ける彼女の姿勢から、これからのエンターテインメント界での更なる飛躍が期待されています。
akaneのプロフィール！バブリーダンスを生み出した天才振付師
akane（アカネ）は、1992年8月13日生まれの振付師、ダンサー、ラジオDJとして活躍する多才な人物です。
大阪府岸和田市出身で、3歳からダンスを始めました。日本女子体育大学卒業後、プロの振付師としてキャリアをスタート。2017年に話題となった「バブリーダンス」で一躍有名になり、YouTubeで1億回近い再生回数を記録しました。
自身のダンスカンパニー「アカネキカク」を主宰し、独自の世界観を持つ作品を次々と生み出しています。
FM大阪で「アカネクラブ」というラジオ番組のDJも務め、YouTubeチャンネル「akanekikaku / avantgardey」は77万人以上の登録者を持つなど、多方面で才能を発揮。
ジャズダンスをベースに様々なジャンルの要素を取り入れた独創的な振付スタイルで、観客を魅了し続けています。
akaneの経歴を解説！3歳からのダンス人生と登美丘高校での活躍
akaneのダンス人生は3歳から始まりました。幼少期からジャズダンスとバレエを学び、高校時代には登美丘高校のダンス同好会を本格的な部活動へと発展させる立役者となりました。
大学在学中から母校のダンス部コーチに就任し、指導者としてのキャリアをスタートさせています。
大学では、コンテンポラリーダンスやモダンダンスなど、新しいダンスジャンルに出会い、当初は戸惑いつつも、これらの経験が後の独創的な振付スタイルの基礎となりました。
大学図書館の舞踊ライブラリーで多くの時間を過ごし、ダンスの専門書から芸術、ファッション関連の本まで幅広く学んだことも、彼女の創造性を育むきっかけとなりました。
卒業後は「登美丘高校ダンス部を日本一にする」という目標を掲げ、2015年度の「日本高校ダンス部選手権」で見事優勝を果たしました。
この成功を機に、関西のダンススタジオのインストラクターとしてのオファーが舞い込むなど、プロの振付師としてのキャリアが本格的に動き出しました。
バブリーダンスの誕生！話題を呼んだ「ダンシング・ヒーロー」
2017年9月、akaneが振付を担当した登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」動画が公開され、瞬く間に話題となりました。荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」に合わせた、昭和レトロな世界観の映像は圧巻で、視聴者を魅了しました。
この動画は、単なる高校生のダンス動画を超えて社会現象となり、テレビ番組での特集や、荻野目洋子本人とのコラボレーションにまで発展。「バブリーダンス」という言葉自体が流行語となり、80年代の音楽やファッションへの再注目を促すきっかけにもなりました。
akaneは、この成功について「ただ面白いものを作りたいという気持ちだけで進んできた」と語っています。
しかし、この動画がきっかけとなり、彼女自身への仕事の依頼が急増。振付師としてのキャリアを確立する大きな転機となりました。「バブリーダンス」の成功は、akaneの独創的な発想力と、時代を超えて人々の心を掴む力を証明したと言えるでしょう。
現在はCM、アーティスト、TV番組での振付など多彩な活動
「バブリーダンス」の成功以降、akaneの活動範囲は飛躍的に広がりました。CM、アーティスト、TV番組など、エンターテインメント業界の様々な分野で彼女の才能が求められるようになりました。
特筆すべき仕事としては、映画「グレイテスト・ショーマン」の日本プロモーションビデオの制作・振付があります。また、2018年には大阪万博誘致のスペシャルサポーターに選ばれ、「世界の国からこんにちは」に振付をした「万博ダンス」を発表しました。
さらに、2023年からは日本テレビ系の長寿番組「キユーピー3分クッキング」のオープニングとエンディングの振付を担当。身近な料理番組にも彼女独自の世界観を持ち込み、話題を呼びました。
CM分野では、PARCO、JR西日本、日清食品、ソフトバンクなど、多数の大手企業のCMで振付を手がけています。
また、アーティストのMVやライブパフォーマンスの振付も多数手がけており、SKE48、NMB48、つぼみ大革命などのアイドルグループから、ORANGE RANGEのようなロックバンドまで、幅広いジャンルのアーティストと仕事をしています。
世界進出を果たしたダンスチーム「アバンギャルディ」
akaneがプロデュース・振り付けを手掛けるダンスチーム「アバンギャルディ」は、日本国内での活動にとどまらず、世界的な舞台でも注目を集めています。2023年、このチームは「アメリカズ・ゴット・タレント」のシーズン18に出場し、大きな話題を呼びました。
準決勝に進出したアバンギャルディは、視聴者投票で決勝進出を果たし、世界中の観客を魅了しました。フィナーレのトップ5入りは逃したものの、そのユニークなパフォーマンスはSNS上で大きな反響を呼び、国際的な知名度を大きく高めることに成功しました。
アバンギャルディの特徴は、日本の文化要素と現代的なダンスを融合させた独特のスタイルにあります。伝統的な和の要素を取り入れつつ、斬新な振付とパワフルなパフォーマンスで観客を魅了します。このユニークな表現方法は、海外の観客にも新鮮な驚きを与え、高い評価につながりました。
akaneは「アバンギャルディを通じて、日本のダンスの魅力を世界に伝えたい」と語っており、今後も国際的な舞台での活躍が期待されています。
akaneの魅力は独特の世界観と表現力
akaneの振付の最大の特徴は、ジャズダンスをベースにしながらも、あらゆるジャンルの要素を取り入れた独創的な表現方法です。彼女は「普通じゃないところを取り入れる」ことを意識しており、その結果生まれる作品は観る者を驚かせ、魅了します。
この独特の世界観は、彼女の大学時代の経験に深く根ざしています。コンテンポラリーダンスやモダンダンスとの出会いは、当初は戸惑いを感じさせるものでしたが、次第にダンスの可能性を広げるきっかけとなりました。「自由な発想で作品を作る面白さ」を知り、自身のスタイルを確立していったのです。
akaneの作品づくりの姿勢で特筆すべきは、「お客様に感動を与えるため」という強い意識です。彼女は「お客様は一番素直な反応をする」と語り、観客の反応を最も重視しています。そのため、会場全体の雰囲気を読み取り、観客を巻き込むような演出を心がけています。
また、akaneは指導者としても優れた才能を持っています。高校生を指導する際には、「嘘をつかない」ことを大切にし、率直なフィードバックを行います。この姿勢が、生徒たちの信頼を得て、チームの結束力を高めることにつながっているのです。
まとめ：さらなる活躍が期待される振付師akane
akaneは3歳から始めたダンスを通じて、振付師としての才能を開花させ、今や日本を代表するクリエイターの一人となりました。登美丘高校ダンス部での経験、「バブリーダンス」での成功、そして現在の多彩な活動まで、常に新しいチャレンジを続けています。
彼女の目標は「どこにいても自分の作品が話題になること」です。この目標に向かって、CM、アーティスト作品、TV番組など、様々な分野で活躍の場を広げています。また、2025年の大阪万博が実現した際には、その演出に携わりたいという夢も持っています。
akaneの強みは、独創的な世界観と表現力、そして常に挑戦し続ける姿勢にあります。彼女は「好きなことを続けていけば、必要としてくれている人に出会える」と語っており、この信念が彼女のキャリアを支えています。
今後も、akaneはエンターテインメント業界に新しい風を吹き込み続けることでしょう。国内外での活動を通じて、日本のダンスカルチャーを世界に発信し、さらなる高みを目指す彼女の姿に、多くの人々が注目し、期待を寄せています。振付師akaneの今後の活躍に、ますます目が離せなくなりそうです。
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