どうも、社会のトレンドからオタク文化の深層まで、ついつい分析しちゃう元新聞記者、近藤健太郎です。「大の里関が史上最速で横綱だって?」「それってどれくらいスゴイの?」なんて声が聞こえてきそうですね。確かに「史上最速」って言葉はインパクトありますけど、具体的に何がどう速いのか、ピンとこない方もいるんじゃないでしょうか。今回は、その「スゴさ」の正体を、過去の記録と比べながら徹底的に解剖してみようと思います。
大の里「史上最速」横綱へ!塗り替えられた記録とは?
まず、大の里関が打ち立てた「史上最速」という金字塔が、具体的にどんなものなのかを見ていきましょう。ここが今回の話のキモですからね。
大の里関は、2025年5月場所での優勝により、初土俵からわずか13場所での横綱昇進を確実にしました。この「13場所」というのが、まさに異次元のスピードなんです。
昭和以降最速!羽黒山、照国の記録を更新
これまでの昭和以降の最速記録は、羽黒山関と照国関が持っていた「16場所」でした。これを3場所も縮めたわけですから、その凄まじさが分かりますよね。
年6場所制以降でも輪島の記録を大幅更新
大相撲が現在の年6場所制になった1958年以降で見ると、これまでの最速は「黄金の左」とうたわれた輪島大士関の「21場所」でした。これをなんと8場所も短縮。もう、なんというか、言葉が出ませんね…。
新入幕から所要9場所も大鵬超えの最速
さらに、新入幕から横綱になるまでの所要場所数で見ても、大の里関は「9場所」。これは、あの昭和の大横綱・大鵬関が持っていた「11場所」をも抜き去る、こちらも記録更新となる見込みです。まさに記録ずくめ、お腹いっぱいって感じです。
過去のスピード出世力士と比較!大の里の「すごさ」を検証
「史上最速」と言われても、過去の偉大な横綱たちと比べてどうなのよ? と思うのが人情ですよね。ここでは、歴代の名横綱たちの記録と大の里関の記録を並べて、その傑出度をもう少し掘り下げてみましょう。
先ほども名前が挙がった羽黒山関、照国関、輪島関、そして大鵬関。いずれも相撲史に燦然と輝く大横綱です。彼らもまた、それぞれの時代で驚異的なスピード出世を果たしてきました。
それでもなお、大の里関の「13場所」という数字は、あらゆる比較の土俵においても、群を抜いて衝撃的と言わざるを得ません。それは、過去のどのスピードスターとも一線を画す、まさに規格外の才能と努力の結晶と言えるでしょう。
止まらない快進撃!13連勝の軌跡と強さの片鱗
記録もさることながら、その強さ、勝ちっぷりもまた規格外ですよね。2025年5月場所では、13日目にして優勝を決めるという13連勝の快進撃。ここでは、その圧倒的な強さの一端を振り返ってみましょう。
特に印象的だったのは、優勝を決めた13日目の琴櫻関との一番。過去4勝4敗と五分の相手でしたが、立ち合いから鋭く踏み込み、一気に寄り切って勝利。綱取り場所のプレッシャーをものともしない、堂々たる相撲でした。
また、12日目の伯桜鵬戦も、全勝を守る上で非常に重要な一番でした。これも危なげなく寄り切りで勝利し、優勝に王手をかけたわけです。得意の突き・押しだけでなく、右四つに組んでも盤石の強さを見せています。
大の里が打ち立てた記録一覧まとめ!今後の更新にも期待
さて、ここまで大の里関の「史上最速」横綱昇進のすごさを様々な角度から見てきましたが、最後に、彼がこれまでに打ち立ててきた主な記録を改めて整理し、今後のさらなる記録更新への期待についても触れておきましょう。
大の里関が樹立した、あるいは更新した主なスピード記録は以下の通りです。
- 初土俵から所要7場所で幕内優勝(史上最速)
- 初土俵から所要9場所で大関昇進(昭和以降最速)
- 初土俵から所要13場所で横綱昇進(史上最速)
- 新入幕から所要9場所で横綱昇進(史上最速、大鵬関の記録を更新)
こうして並べてみると、改めてその異次元っぷりが際立ちますね。まさに「記録の破壊者」といったところでしょうか。
今後、横綱として連続優勝回数や年間最多勝など、さらなる記録への挑戦も期待されますが、まずは新横綱としての堂々たる土俵入りを心待ちにしたいところです。大の里関の「快進撃」は、まだ始まったばかり。この歴史的な瞬間に立ち会えていることに、いち相撲ファンとして、そして一人の記録ウォッチャーとして、静かな興奮を覚えずにはいられません。この社会の変化の速さにも通じるような、相撲界のニュースピードスターの登場。一度立ち止まって、その意味を考えてみるのも面白いかもしれませんね。