パリ五輪バスケ日本vsフランス戦、誤審疑惑の審判は誰だ?3人の経歴を徹底検証

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パリオリンピックバスケットボール男子1次リーグ、日本対フランス戦で起きた物議を醸す判定。

八村塁選手の退場や試合終盤のファウル判定に「誤審」の声が上がっています。この試合を担当した3人の審判の経歴と実績を徹底解説。

誤審疑惑の背景にある国際バスケットボール審判の実態に迫ります。

日本対フランスで誤審をした審判は誰?

2024年7月30日(日本時間31日)に行われたパリオリンピックバスケットボール男子1次リーグB組の日本対フランス戦で、物議を醸す判定がありました。

特に試合終盤の判定が注目を集め、多くのファンや専門家から「誤審」との声が上がっています。この試合を担当した審判は以下の3名です。

REFEREES (AFFILIATED NATIONAL FEDERATION)

KALLIO, Matthew Leigh (CAN)

LISZKA, Wojciech (POL)

BURNS, Blanca (USA)

引用元:https://www.fiba.basketball/en/events/mens-olympic-basketball-tournament-paris-2024/games/117648-JPN-FRAより

引用元はパリオリンピックでのバスケットボールの試合情報をまとめているサイトです。英語ですので翻訳すると、以下のようになります。

審判員(加盟国内連盟)

カリオ、マシュー・リー (カナダ)

リシュカ、ヴォイチェフ (ポーランド)

バーンズ、ブランカ (アメリカ)

審判①:カリオ・マシュー・リー(KALLIO, Matthew Leigh)

カナダのエドモントン出身のカリオ・マシュー・リー氏は、1986年9月26日生まれです。アルバータ大学を2008年に卒業後、審判としてのキャリアをスタートさせました。

2022-23シーズンからNBAの正式なスタッフ審判として活動し、31試合を担当しています。それ以前は、NBA G リーグで7シーズン、WNBAで4シーズンの審判経験を積みました。

2012年からはFIBA審判としても活躍し、2019年のFIBAバスケットボールワールドカップ(中国)や2020年東京オリンピック(2021年に開催)など、大規模な国際大会で審判を務めています。また、カナダの大学バスケットボールリーグでも12年間の審判経験を持つなど、幅広い舞台で活躍しています。

審判②:リシュカ・ヴォイチェフ(LISZKA, Wojciech )

ポーランド出身のリシュカ・ヴォイチェフ氏は、ヨーロッパでトップクラスの審判として知られています。長年にわたりPolska Liga Koszykówki(ポーランドバスケットボールリーグ)で審判を務め、2012年からはFIBA審判として国際舞台でも活躍しています。

リシュカ氏は2019年の中国ワールドカップ、2022年のシドニー女子ワールドカップ(決勝戦を含む)、2017年と2021年のFIBA U19ワールドカップなど、多くの重要な国際大会で審判を担当しています。

特に2021年のU19ワールドカップではアメリカ対フランスの決勝戦を担当するなど、高い評価を受けています。さらに、アフリカ大陸選手権(アフロバスケット)の男女大会でも審判を務めるなど、幅広い国際経験を持っています。

審判③:バーンズ・ブランカ(BURNS, Blanca)

バーンズ・ブランカ氏は、メキシコのトレオン、コアウイラ州で生まれましたが、幼少期に家族とともにアメリカのテキサス州エルパソに移住し、その後オクラホマに移り住みました。そのため、メキシコ出身でありながら、アメリカで育ち、キャリアを築いた審判です。

2021年12月27日のユタ・ジャズ対サンアントニオ・スパーズ戦で、NBAで初のメキシコ人女性審判としてデビューを果たしました。子供の頃からバスケットボールを愛し、アメリカでプレーヤーとしての経験を積んだ後、審判としてのキャリアを築いてきました。

バーンズ氏は、メキシコの文化的背景を持ちつつ、アメリカでのバスケットボール経験を活かして国際的な審判としての地位を確立しました。彼女の経歴は、国境を越えたスポーツの力と多様性を象徴するものとなっています。

日本対フランス戦で起きた誤審疑惑の内容

今回の日本対フランス戦では、主に2つの判定が大きな議論を呼びました。

①八村塁選手のアンスポーツマンライクファウルでの退場

第4クォーター残り8分31秒、八村塁選手が2度目の「アンスポーツマンライクファウル」を取られ、退場となりました。

八村選手はゴール下でフランスのゴベア選手のシュートに対して腕を出したとされましたが、この判定に対して多くの疑問の声が上がっています。

特に、1度目のアンスポーツマンライクファウルについても「違う」という意見が多く、2度目の判定と合わせて「意味がわからない」「NBAだったら普通のファール」といった反応がSNS上で見られました。

②試合終盤の河村勇輝選手へのファウル判定

さらに大きな波紋を呼んだのが、試合終了間際の判定です。日本が4点リードで迎えた後半終了10秒前、フランスのストラゼル選手の3ポイントシュートに対し、河村勇輝選手がチェックに入りました。

シュートは成功し、さらに河村選手のファウルが取られました。しかし、映像を見る限り、河村選手がストラゼル選手に接触したかどうかは微妙に見えました。それにもかかわらず、バスケットカウントとフリースローが与えられ、フランスが同点に追いつく結果となりました。

この判定に対し、「あのプレーのどこがファウル?」「誤審」「納得いかない」といった声が多数上がっています。

これらの判定が、接戦を演じていた日本チームの勢いを大きく削ぐ結果となり、最終的に延長戦で敗れる一因となったとの見方も多く、大きな議論を呼んでいます。

アンスポーツマンライクファウルとは?

今回の試合で八村塁選手が退場となった「アンスポーツマンライクファウル」について説明します。

アンスポーツマンライクファウルとは、相手選手がケガをしかねない悪質なファウル、またはスポーツマン精神に反すると判断されるファウルを指します。主な特徴は以下の通りです。

  1. ボールではなく、相手選手に対して過度に接触したと判断される場合に適用される
  2. チームファウルの数に関わらず、相手チームに2本のフリースローが与えられる
  3. シュート時のファウルの場合、さらに1本のフリースローが追加される
  4. 通常のファウルは5回で退場だが、アンスポーツマンライクファウルは2回で退場となる
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バスケットボールの審判について解説

バスケットボールの審判について、ルールをよく知らない人でも分かるように解説します。

なぜ審判は3人なのか?

バスケットボールの試合では、通常3人の審判が配置されます。これには以下のような理由があります。

  1. 広い視野の確保: バスケットボールコートは広く、プレーが高速で展開されます。3人の審判がコートの異なる位置に配置されることで、あらゆる角度からプレーを観察できます。
  2. 見逃しの防止: 1人や2人では見逃す可能性のあるファウルや違反を、3人で確実にキャッチすることができます。
  3. 判定の正確性向上: 複数の目で判断することで、より正確で公平な判定が可能になります。
  4. 責任の分担: 各審判が特定のエリアや役割を担当することで、効率的に試合を管理できます。

審判の主な役割は5つ

審判の主な役割には以下のようなものがあります。

  1. ファウルや違反の判定
  2. スコアの管理
  3. タイムアウトの管理
  4. プレーヤーの交代の管理
  5. 試合の円滑な進行

審判は常に中立的な立場を保ち、瞬時の判断が求められるため、高度な専門知識と経験が必要とされます。

審判の配置は3つある

3人の審判は、「リード」「トレイル」「センター」と呼ばれる位置に配置されます。これらの位置は、ボールの動きに合わせて審判も移動し、常に最適な角度からプレーを観察できるようにしています。

審判は試合中、これらの位置を交代しながら移動します。これにより、疲労を軽減し、また異なる視点からプレーを判断することができます。

このように、3人審判制は、バスケットボールの高速で複雑なプレーを公平かつ正確に判定するために不可欠なシステムとなっています。

今回の日本対フランスの誤審について海外のファン反応

今回の試合、特に終盤の判定に関して、海外のファンからも多くの反応がありました。

  • 「審判はフランス戦で八村塁をスポーツマンシップに反するファウルで退場させた…一体何をしているんだ?」
  • 「FIBAバスケットボールも判定で台無しに…八村塁は2度目のスポーツマンシップに反するファウルで退場…」
  • 「スポーツマンらしくないわけではない…主催者と悲惨な審判」

多くのファンが、八村選手の退場や試合終盤のファウル判定に疑問を呈しています。中立的な立場の他国ファンからも、これらの判定は不可解だったという声が上がっています。

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まとめ

パリオリンピックバスケットボール男子1次リーグB組の日本対フランス戦で起きた判定、特に八村塁選手の退場や試合終盤のファウル判定は、大きな議論を呼んでいます。国際大会における審判の質や判定の一貫性について、改めて注目が集まることとなりました。

今後は、ビデオ判定の活用拡大やAI技術の導入など、より公平で正確な判定を目指す取り組みが期待されます。同時に、審判の育成や国際基準の統一化など、人的な面での改善も重要な課題となるでしょう。

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