「えっ、あの配信もう見れないの!?」
最近人気急上昇中のライブ配信サイト「Kick」。でも、見逃した配信が見られなかったり、アーカイブが残ってなかったりして困ったことはありませんか?
この記事では、Kickの配信アーカイブの保存条件や視聴方法、さらに自分の配信を保存・共有するテクニックまで、徹底的にわかりやすく解説します。
Kickのアーカイブって自動で残る?保存の仕組みをチェック
まず気になるのが「配信が終わったあと、自動でアーカイブが残るのか?」という点。ここでは、Kickのアーカイブの仕組みについて解説します。
アーカイブが残る条件と保存期間のルール
Kickではアーカイブ機能があるものの、保存されるかどうかは設定に左右される可能性があります。
配信終了後にアーカイブが自動保存されるかどうかは、配信者の設定に依存していると見られます。他の配信プラットフォーム同様、Kickでも「保存する」設定をオンにしないと、配信がそのまま消えてしまうことも。
また、保存されたとしても「ずっと残る」とは限りません。一部ユーザーの報告によれば、Kickでは「過去3本の配信までしかアーカイブが見られない」といった仕様が存在する可能性も。Twitchのように保存期間が14日、または60日などに制限されている場合も考えられるため、見逃したくない配信は早めにチェックするのが鉄則です。
公開/非公開設定はどこでできる?
アーカイブがあっても、見られるとは限りません。
Kickでは配信者がアーカイブの「公開/非公開」を切り替えられる可能性があります。一般的な配信サービスでは、アカウント設定画面や配信の管理ページにて、動画の公開範囲を選ぶ形式が多いため、Kickも同様と考えられます。
配信者が意図的に非公開に設定している場合、視聴者からはその動画が見えなくなることに注意しましょう。
配信を見逃した!過去の配信をチェックする方法
見たい配信を見逃してしまっても、アーカイブが残っていれば視聴する方法はあります。ここでは、アーカイブの探し方と再生時のコツを紹介します。
配信者ページからアーカイブを探す方法
まずはシンプルな方法から。
Kickでは、配信者ごとのチャンネルページにアクセスすると、「Videos」または「アーカイブ」と表示されたタブが用意されていることがあります。
- PCならタブメニューが上部に並び、「Videos」をクリック
- スマホアプリでは、プロフィール画面に「アーカイブ」または「動画」と表示されたエリアをタップ
この中から、過去に配信された動画を一覧で確認できます。
「VOD」機能の見方と再生のコツ
Kickでのアーカイブ再生は「VOD(ビデオ・オン・デマンド)」機能で行われます。
VODでは、シークバーを使って再生位置を自由に動かせるほか、「チャットリプレイ」機能がオンになっていれば、当時のコメントをリアルタイムで表示することも可能です。
配信をリアルタイムで見ていたかのような感覚で楽しめるのが魅力です。
スマホとPCでアーカイブの見え方は違う?
実は、同じアーカイブでも見る端末によって体験がちょっと違います。
- PC版:画面が広いため、動画+チャット欄を同時表示。操作もキーボード&マウスで快適。
- スマホ版:動画が全画面表示される一方で、チャット欄はタブ切り替えやオーバーレイ表示になることが多いです。タップ操作でUIが表示・非表示に切り替わるのも特徴。
それぞれのデバイスに最適化されたレイアウトになっているので、使いやすい方で楽しんでくださいね。
自分の配信を保存・ダウンロードするには?
せっかく頑張って配信した内容、できれば後から見返したり、他のプラットフォームにアップしたりしたいですよね。ここでは、自分の配信を保存・ダウンロードする方法を紹介します。
アーカイブ動画を保存する方法(対応していれば)
まず気になるのが「Kick内で直接ダウンロードできるか?」という点。
現時点では、Kickが公式にアーカイブ動画のダウンロード機能を提供しているという明確な情報はありません。そのため、自分の配信を保存したい場合は、後述する外部ツールの活用が基本となります。
ただし、今後のアップデートでダウンロード機能が追加される可能性もあるので、Kickの公式ヘルプセンターはこまめにチェックしておきましょう。
外部ツールで録画して保存するテクニック
確実に配信を手元に残したいなら、「録画ソフト」での保存がベスト。
特におすすめなのが「OBS Studio」という無料ツール。以下のような手順で使えます。
- OBSをインストール
OBS公式サイトからダウンロードし、パソコンにインストールします。 - 録画設定を調整
「設定」→「出力」で録画フォーマット(mp4など)と保存先を指定します。 - 配信画面をキャプチャ
「ソース」に画面やウィンドウを追加し、自分の配信画面を選びます。 - 録画開始!
配信開始と同時にOBSで「録画開始」を押すだけ。
配信終了後に録画を停止すれば、動画ファイルがPC内に保存されます。これで「万が一アーカイブが残らなかった…」という事態にも安心ですね。
YouTubeなどにバックアップ投稿できる?
録画した動画は、YouTubeやVimeoなどの動画共有サイトにもアップロードできます。
ただし、注意したいのは「著作権」と「配信内容のガイドライン」。
たとえば、配信中に他人の映像や音楽を使用していた場合、それを含んだ動画をアップすると削除されたり、アカウント停止の対象になることも。
バックアップ目的であっても、コンテンツの使用範囲やライセンスには十分に注意しましょう。配信者本人の映像やオリジナルコンテンツであれば、YouTubeでの二次利用にも適していますよ。
アーカイブが残ってない!?その原因と対処法
「昨日の配信を見返そうと思ったら消えてる…」そんな経験、ありませんか?Kickではアーカイブが自動的に残らないこともあるんです。ここでは、その原因と対処法を解説します。
保存設定がオフになってるかも?
まず最初に確認したいのが、配信者側の設定。
Kickでは、アーカイブの保存設定がデフォルトでオフになっている可能性があります。この場合、配信が終了しても動画は保存されません。
もしあなたが配信者なら、配信前に「アーカイブを保存する設定」が有効になっているか必ずチェックしましょう。設定場所はアカウントの「配信設定」や「ビデオ管理」セクションにあることが多いです。
視聴者の場合、アーカイブが見当たらないときは「配信者が保存設定をしていなかったのかも」と考えるのが自然です。
保存期間を過ぎて自動削除された可能性
Kickのアーカイブには保存期間の制限がある場合があります。
たとえば、Twitchでは無料ユーザーのアーカイブが14日で削除されるのと同じように、Kickでも一定期間が過ぎると自動的に削除される可能性があります。
実際に「過去3配信分しか残っていない」という声もあり、これは最新のアーカイブ3本分のみが保存される仕様である可能性を示唆しています。長期間の保存を望むなら、録画ソフトでのバックアップが安心です。
配信者側で削除・非公開にしているケースも
意外と見落としがちなのがこのパターン。
配信者が意図的にアーカイブを削除したり、非公開設定に変更した場合、視聴者側からは見られなくなります。
たとえば、「配信ミスをした」「内容がセンシティブだった」などの理由で配信終了後すぐに非公開にする人も少なくありません。
どうしても見たい配信がある場合は、X(旧Twitter)やDiscordなどで配信者に直接確認してみるのも一つの手です。
まとめ|Kickのアーカイブを上手に活用しよう
Kickでのアーカイブ視聴や保存については、他の配信サービスに比べて少し分かりにくい部分があります。でも、ポイントを押さえれば意外とシンプル!
まず、アーカイブが残るかどうかは配信者の設定次第。保存設定がオンになっていなければ、自動的に消えてしまうことも。また、保存期間にも制限がある可能性があるため、見逃したくない配信は早めにチェックするのがベストです。
自分の配信を保存したい人は、OBSなどの録画ツールを使えば高画質での保存も可能。さらに、YouTubeへのバックアップ投稿なども視野に入れると、ファンにとっても見返しやすい配信になります。
アーカイブが表示されない場合は、設定ミス・保存期間切れ・配信者の操作など、さまざまな原因が考えられるので、落ち着いてひとつずつ確認していきましょう。Kickをもっと楽しむためにも、アーカイブ機能を上手に活用してみてくださいね!
📌 村上 陽介|メインライター・元プログラマー
IT×トレンドをわかりやすく伝えることに定評あり。元SEの視点を活かし、配信・ガジェット系の記事を多数執筆。