馬術の稲葉将選手wiki風まとめ!パリパラリンピック代表はこんな方

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稲葉将選手の馬術人生をwiki形式でご紹介します。

パラリンピック代表として活躍する彼の経歴、成績、そして馬との絆を詳しく解説しています。

馬術の稲葉将選手プロフィール

稲葉将(いなば しょう、1995年5月23日 – )は、日本のパラ馬術選手です。神奈川県横浜市出身で、シンプレクス・ホールディングス株式会社に所属しています。

先天性の脳性まひによる両下肢麻痺を持っています。

  • 生年月日:1995年5月23日
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 身長:不明
  • 体重:不明
  • 血液型:B型
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馬術の稲葉将選手の経歴

  • 2014年:私立横浜高等学校卒業
  • 2018年:東洋大学国際地域学部卒業
  • 2018年:世界馬術選手権大会に日本代表として初出場(アメリカ)
  • 2020年:CPEDI3 Genemuiden 8位入賞(オランダ)
  • 2020年:第4回全日本パラ馬術大会優勝
  • 2021年:東京2020パラリンピック出場
  • 2021年:第5回全日本パラ馬術大会優勝
  • 2022年:第6回全日本パラ馬術大会優勝
  • 2022年:世界馬術選手権大会出場(デンマーク)
  • 2024年:パリパラリンピック出場、個人8位入賞

馬術の稲葉将選手の競技成績

稲葉選手は、パラリンピックや世界選手権、全日本パラ馬術大会など、国内外の主要大会で着実に成績を伸ばしています。

特に東京パラリンピックでは日本人選手として歴代最高得点を記録し、パリパラリンピックでも個人8位入賞を果たすなど、日本のパラ馬術界を牽引する存在となっています。

パラリンピック

  • 2021年 東京大会:団体種目で70.118%のスコアを記録(日本チーム15位)、個人種目15位
  • 2024年 パリ大会:個人8位(61.759%)、個人フリースタイル出場権獲得

世界選手権

  • 2018年 アメリカ大会:Team Test (GradeⅢ) 10位 (65.500%)、Individual Test (GradeⅢ) 14位 (63.471%)
  • 2022年 デンマーク大会:Team Test (GradeⅢ) 17位 (61.294%)、Individual Test (GradeⅢ) 15位 (64.735%)

全日本パラ馬術大会

  • 2020年 第4回大会:優勝
  • 2021年 第5回大会:優勝(チームテスト66.618%、インディビジュアルテスト67.402%、フリースタイルテスト71.545%)
  • 2022年 第6回大会:優勝(Team Test 65.647%、Individual Test 68.029%、Freestyle 70.501%)
  • 2023年 第7回大会:優勝(Para Grand Prix A 66.556%、Para Grand Prix B 68.778%、Para Grand Prix Freestyle 72.745%)
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競技との出会い

稲葉選手は小学校2年生から5年生頃まで野球をしていましたが、中学入学前に新しいスポーツを探していた際、母親が見つけた乗馬クラブの記事がきっかけで乗馬を始めました。

当初はリハビリを兼ねたホースセラピーとして週1回通っていましたが、次第に週2回、長期休暇中は1日おきに通うようになり、自然と馬術に傾倒していきました。

2020年東京パラリンピックの開催決定を受け、競技選手としてチャレンジしたいという思いが芽生え、大学在学中の1年間の留学を経て、現在の練習拠点である静岡乗馬クラブに入会しました。そこで競技選手としての活動を本格的に開始しました。

競技スタイル

稲葉選手は、障害の種類や程度に応じて5つに分かれているグレードのうち、3番目に障害が重いグレードⅢで競技を行っています。

その特徴として、円を描く技や馬を動かす正確さ、スピードを変えるスムーズさが挙げられ、これらが彼の持ち味となっています。

競技において稲葉選手は、鞭と鐙カバーを使用して馬に合図を送る工夫を凝らしています。さらに、馬との信頼関係を築くことを重視し、手入れや準備などで触れ合う時間をできるだけ長くとるよう心がけているそうです。この姿勢が、人馬一体となった演技を可能にしている要因の一つと言えるでしょう。

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どのような人?

稲葉選手は「何事も不可能なことはない」ということを競技活動を通して示したいと考えています。パラリンピック後も活動の幅を広げ、「パラアスリートの価値」を高められるよう努力を続けています。

趣味はプロ野球観戦です。小学生時代に野球をしていた経験から、スポーツへの愛着が強いようです。

人柄が分かるエピソード

稲葉選手は東京パラリンピックで大きな注目を集めました。日本人選手として初めて70%を超える歴代最高スコアを記録し、パラリンピック本大会では日本人選手歴代最高得点(70.118%)を達成しました。

しかし、この素晴らしい成績にもかかわらず、稲葉選手は「もっともっとできたはず」と冷静な自己評価をし、その謙虚な姿勢が印象的でした。競技面では2022年の全日本パラ馬術大会で、全ての種目でトップの成績を収め、完全優勝を果たすなど、着実に実力を伸ばしています。

この東京パラリンピックの経験は競技以外でも稲葉選手に強い印象を残したようです。選手村では様々な国の料理を楽しみ、飽きずに過ごすことができたと語っています。

また、稲葉選手の馬に対する思いも深く、「馬は目標を持って人生を歩むためのパートナー」と表現するなど、馬への深い愛着を持っています。この言葉からも、稲葉選手にとって馬術が単なるスポーツ以上の意味を持っていることがうかがえます。

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