スポンサーリンク
こんにちは、ライターの水野恵理です。
最近、沖縄で「ヘビ真菌症(SFD)」っていう病気が野生のヘビで初めて見つかった、というニュースがありましたね。 「ヘビ、正直めっちゃ苦手…」 そう思った方も多いんじゃないでしょうか? 私もドキッとしちゃいました。
でも、「致死率40
こんにちは、ライターの水野恵理です。
最近、沖縄で「ヘビ真菌症(SFD)」っていう病気が野生のヘビで初めて見つかった、というニュースがありましたね。 「ヘビ、正直めっちゃ苦手…」 そう思った方も多いんじゃないでしょうか? 私もドキッとしちゃいました。
でも、「致死率40
この記事では、「ヘビが苦手」なあなたの気持ちに、そっと寄り添いながら、
読み終わる頃には、心の中のモヤモヤが少し晴れて、「なるほど、そういうことか」って、何か新しい視点が見つかるかもしれませんよ。
わかる…! なぜ私たちは「ヘビ」が苦手なんだろう?
まず、この「苦手!」っていう気持ち。これって、一体どこから来るんでしょうね? あなただけじゃなく、多くの人が感じているこの気持ちの正体を、少し探ってみませんか?
ヌルヌル? ニョロニョロ? みんながヘビを「嫌い!」と感じる瞬間
SNSのコメントなんかを見ていても、「ヘビ苦手~!」って声、本当に多いですよね。
うんうん、分かります。あの独特な見た目や動き、そして「毒」や「攻撃されるかも」っていうイメージが、私たちの本能的な部分を刺激するのかもしれませんね。gooブログなどのコメント欄でも、似たような声がたくさん見られました。
実は生まれつきじゃない? ヘビ嫌いの意外な心理学的背景
じゃあ、この「苦手意識」って、生まれた時から持っているものなんでしょうか? 実は、心理学や進化の視点から見ると、ちょっと面白い話があるんです。
一つは、「本能説」。昔々、人間がまだ自然の中で暮らしていた頃、ヘビは確かに危険な存在でした。だから、「ヘビ=危ない!」っていう感覚が、私たちの中に本能として組み込まれているんじゃないか、という考え方です。
でも、もう一つは「学習説」。赤ちゃんって、実はヘビを見ても最初は怖がらないこともあるんですって。それが、お母さんやお父さん、周りの大人が「キャー!」って怖がるのを見たり、「ヘビは危ないよ」って教えられたりするうちに、「ヘビ=怖いもの」って学習していく、という考え方。
もしかしたら、私たちの「苦手」っていう気持ちは、この本能と学習の両方が関係しているのかもしれませんね。
もしかしてメディアの影響も? ドラマや映画の描かれ方
考えてみると、物語の世界でも、ヘビってちょっと怖い役回りが多いと思いませんか?
たとえば、昔話の『舌切り雀』に出てくる意地悪なおばあさんが遭遇するのもヘビでしたし、映画『寄生獣』に出てくる生き物も、ヘビを思わせるような不気味さがありましたよね。
もちろん全部が全部じゃないけれど、メディアを通して「ヘビ=悪者、怖いもの」っていうイメージが、知らず知らずのうちに刷り込まれている可能性もありそうです。
正直、ヘビがいなくなると…私たちの生活、どうなる?
「苦手なものは、いなくなればいいのに…」 心の隅で、ついそう思ってしまうこと、ありますよね。でも、もし本当にヘビがいなくなったら、私たちの暮らしにはどんな変化があるんでしょうか? ちょっと想像してみませんか?
想像してみて! もしヘビが消えたら起こるかもしれない3つのこと
自然界って、いろんな生き物がお互いに関わりあって、絶妙なバランスで成り立っています。ヘビも、その一員。もしヘビがいなくなったら…?
こうして見ると、ヘビって、私たちが思う以上に、自然界のいろんな繋がりの中で大事な役割を担っているんですね。
ヘビは生態系の「縁の下の力持ち」だった!
目立たないかもしれないけれど、ヘビがいることで、ネズミが増えすぎるのを抑えたり、他の動物たちの食べ物になったりして、自然界全体のバランスを保つ手助けをしてくれている。まさに「縁の下の力持ち」みたいな存在、と言えるかもしれません。
今回の「ヘビ真菌症(SFD)」、何がそんなに問題なの?
さて、ここで今回のニュース「ヘビ真菌症(SFD)」に話を戻しましょう。ヘビが病気になること自体も心配ですが、なぜこれがそんなに大きな問題として取り上げられているのでしょうか?
致死率40はどれくらいヤバい? 固有種への影響
まず、この病気の「致死率40%」っていう数字。これ、かなり高いですよね…。感染すると、皮膚がボロボロになったり、うまく脱皮できなくなったり、ごはんを食べられなくなったりして、弱ってしまうそうです。(出典:朝日新聞、沖縄県公式サイトなど)
特に心配なのが、沖縄の与那国島(よなぐにじま)で感染が見つかった「ヨナグニシュウダ」というヘビ。このヘビは、与那国島にしかいない、とっても貴重な固有種(こゆうしゅ)なんです。もともと数が少ない上に、この病気が広がったら、本当に絶滅してしまうかもしれない…と専門家も心配しています。(出典:朝日新聞、琉球新報デジタルなど)
石垣島のサキシマスジオや、本州のジムグリでも感染が見つかっていて、日本のヘビ全体にとって、大きな脅威になっているんです。(出典:環境省、朝日新聞など)
原因はペット? 温暖化? SFDが映し出す「人間の影」
じゃあ、この恐ろしい病気、どこから来たんでしょう? はっきりした原因はまだ分かっていませんが、いくつか考えられていることがあります。
一つは、海外からペットとして持ち込まれたヘビが、もともとこの病気の原因になるカビ(真菌)を持っていた可能性。日本で最初にSFDが見つかったのも、輸入されたペットのヘビだったそうです。(出典:wdfw.wa.gov、朝日新聞など)
もう一つは、気候変動の影響。冬眠している間の気温が上がったり、ジメジメした天気が続いたりすると、カビが元気になって、ヘビの免疫力も落ちてしまうんじゃないか、という指摘もあります。(出典:報告による)
どちらの可能性にしても、なんだか私たち人間の活動が、間接的に影響しているような気がしてきませんか…? ペットを最後まで責任もって飼うこと、地球全体の環境のこと、そういう大きな問題とも繋がっているのかもしれません。
カエルの病気と似てる? 過去の事例から学ぶこと
実は、生き物が謎の病気で危機に瀕する、というのは今回が初めてではありません。 数年前、「カエルツボカビ症」という病気が世界中で問題になりました。これもカビが原因で、たくさんの種類のカエルが絶滅したり、激減したりしたんです。(出典:amphibiaweb.org、WIREDなど)
このカエルツボカビ症の経験から、病気の広がりをどう食い止めるか、早期発見がいかに大事か、といった教訓が得られています。今回のヘビ真菌症でも、この経験を活かして、できるだけ早く対策を立てることが重要になってきます。
「苦手」な気持ちと、どう向き合えばいい? 私たちなりの答え
ここまで読んで、「ヘビの役割も分かったし、病気も心配…。でも、やっぱり苦手なものは苦手!」って思っているあなた。それでいいんです。無理に好きになる必要なんて、全くありません。
「嫌い」なままでも大丈夫! 無理に好きになる必要はない理由
「苦手」とか「嫌い」っていう感情は、自然なもの。それを無理に抑え込んだり、「こんなこと思っちゃダメだ」って自分を責めたりする必要はありません。
大切なのは、「苦手だけど、彼らにも生きる世界があって、大事な役割があるんだな」って、頭の片隅で少しだけ理解してあげることかもしれません。
子供に「ヘビ怖い!」って言われたら? ママたちの伝え方ヒント
お子さんに「ママ、ヘビ怖い!」って言われたら、どうしますか? 「怖くないよ!」って否定するんじゃなくて、「そうだね、ママもちょっとドキッとしちゃうな」って、まずは気持ちを受け止めてあげるのがいいかもしれませんね。
その上で、「でもね、ヘビさんにもお仕事があってね…」って、今回知ったような生態系の役割を、簡単な言葉で伝えてあげるのはどうでしょう? 絵本を使ったり、自然の中で一緒に他の生き物を観察したりしながら、「いろんな生き物がいるから面白いんだよ」って話してみるのも、良いきっかけになるかもしれません。専門家の方も、体験を通して学ぶことの大切さを指摘しています。
知ることで変わるかも? 苦手な生き物への「ちょうどいい距離感」
「知る」って、不思議な力がありますよね。 ヘビの生態や、今回の病気の背景を知ることで、ただ「怖い」「気持ち悪い」だけだった気持ちの中に、少しだけ「かわいそうだな」とか「何かできることはないかな」っていう気持ちが芽生えてくるかもしれません。
無理に近づく必要はないけれど、遠くからそっと見守るような、そんな「ちょうどいい距離感」を見つけられたら、なんだか少し、世界が広がるような気がしませんか?
【まとめ】ヘビ嫌いな私たちが、このニュースから考えたいこと
さて、ヘビ真菌症のニュースをきっかけに、私たちの「苦手」という気持ちから、生態系の話、そして向き合い方まで、一緒に考えてきました。
今回の話をまとめると…
ということでしたね。
「苦手だけど、大切」。 そんな、ちょっと複雑な存在が、私たちの周りには意外とたくさんいるのかもしれません。今回のヘビの話は、そういう存在について、改めて考えるきっかけをくれたような気がします。
生態系のバランスって、なんだか難しい話に聞こえるけれど、実はこうして私たちの感情や、ペットとの関わり方、子供への伝え方なんかとも、ちゃんと繋がっているんですね。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。
📌 水野 恵理|フリーライター
心理学を学び、現在はエンタメやライフスタイルを中心に、人の心や感情に寄り添う記事を執筆中。